「心温まる物語でした」ブランカとギター弾き 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
心温まる物語でした
貧困が溢れる街で出会った、盲目の流しと少女の物語。
歌が全てを救うと教わる少女ブランカ。
そして、その歌が二人を段々と幸せに導きます。
何気にカット一つ一つが美しいんですね。
しかし貧困から来る騙し騙されての負の連鎖からどうしても抜け出せず、見ていて心苦しい部分もありました。
「なぜ子供はママを買えないの?」「どうして金持ちと貧乏がいるの?」この単純で純粋な問いかけは、離れた日本人の自分にもずしりときます。
そんな二人が最後笑い合うシーンは、涙が溢れとても刺さるものがありました。
派手さの無い静かな作りですが、実に心温まる物語でした。
そして、亡くなってしまったピータの心よ永遠に。
そしてエンドロールで驚いたのですが、監督日本人なんですね?
いつかまた次の作品を見てみたいものです。
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