カルテル・ランドのレビュー・感想・評価
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これが現実なら興味深いけど辛い、、、
リアルやわぁ〜、ってドキュメンタリーやから当たり前なんやけど(笑)
カメラがキーマンをキチンと撮っていたおかげで後々の展開にも活かされて、話がわかりやすい。
歴史から学べば選択の仕方はわかっているんやけど、それがうまくいかないのが人間。
膨れ上がっていく組織の中で起こる事件はありがちなんだけど、それがリアルタイムに起こっていて、しかも止めようがない雰囲気も伝わってくる。
家でのんびり見るような作品ではなく、劇場で共有しながら観る方がよりよい見方だと思いました。
人間の性
正義
わかってますよ
衝撃的でした
善と悪?
ドキュメンタリー映画の舞台はメキシコ・ミチョアカン州、麻薬カルテルの暴力に支配される無法地帯。一人の医師が自警団を立ち上げ、カルテルに闘いを挑む。武装した自警団は、無為な警察や軍を尻目にカルテルを襲撃し成果を上げていくが、組織内の一派が自ら犯罪を犯し、住民との軋轢が生まれ、政府の分断化工作によって一部が警察組織に吸収され、挙句の果てに警察になった一派自らが麻薬カルテルに変貌していく。自警団は住民の必死の抵抗手段だけど、彼らが手にする銃の出所もカルテルと同じく米国だろう。彼らがカルテルの悪党を叩いたところで、麻薬を買い求める金が米国から湯水のように流れてくる限り、悪党の代わりはいくらでもいる。この映画は、自警団の持つ善と悪の両義性がテーマだと評されるけどそれは表面的だと思う。去年『皆殺しのバラッド』を観た時にも感じたけれど、“麻薬戦争”は非合法化した巨大な植民地経済システムの一断面で、自警団もシステムが制御可能な限りでは、システムに均衡をもたらす構成要素にすぎない。本物の悪は、そこに見るべきじゃないかな。
あらためて知った、カルテル組織の恐ろしさ
恥ずかしながら、私の知識は「市長が就任後殺害された」とか、「ショーン・ペンが麻薬王にインタビューした」ぐらいの乏しいものだったので、帰宅してから関連するニュースをネットで調べました。
オフィシャルサイトの年表にもありますが、とにかく根が深いというか。そして残虐すぎる殺人。
自警団に対し「簡単に市民に武器を持たせるからこうなるんだ!」という意見もありかもしれませんが、やはりそうせざるを得なかったミレレスの行動も理解できるのです。
これ以上、罪のない市民の命を落とすことがありませんように。
オドロキ
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