「スタンガンの雷鳴と悲鳴」カルテル・ランド isukeeさんの映画レビュー(感想・評価)
スタンガンの雷鳴と悲鳴
凄まじいドキュメンタリーフィルム!
よく撮ったなー!と感嘆するばかり
リアルな潜伏取材でシューティングしてて
全部 生々しくエグい
自警団による尋問シーンはかなりキテる、
あのスタンガンの禍々しい音と悲鳴はきつい
あそこまで深く描き出してて、キャスリン・ビグロー監督の生命は大丈夫なのだろうか?
Act of killing やLook of silenceに近いレベルにあると思う
冒頭とラストに、同じシーンが用意されていて、
冒頭で結論に触れて、
ラストで同じ結論に触れる
間の90分はその証となる実情を収めたもの
キャスリン・ビグロー監督が伝えたい本質がこれなのだろう
貧困が全ての原因で、
貧困が無くならない限りカルテルも不滅
貧困へのソリューションであるから政府も黙認と、終わらない
法治は無く人治、
カルテルは人治であり自警団も人治
政府お墨付きを得て「地方防衛軍」になるも、これはインドネシア軍公認民兵による赤狩り、と似た結果に到るのでは想像すると きつい
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