「かなしみ70%、よろこび30%」めぐりあう日 元カレ嫌いさんの映画レビュー(感想・評価)
かなしみ70%、よろこび30%
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生きる喜びを謳歌せよ
愛を待ちながら
日本語字幕で観ました。
上記の部分がゾワッと来ました。良い意味で。
最初すごい暗い映画かなって思いましたが、全体的にかなしみ70%、よろこび30%っていう印象で。
音楽がすごく美しいながら悲しい気持ちにさせます。
特別フォーカスされていませんが、人の心や人間関係は単純のようで複雑であり、そういった意味での鬱陶しさも描かれています。無意識下の人種差別も。
しかし物語はハッピーエンドで、結果的に上手いこといってるので、よろこびの方が勝ち。
子供に手をあげてはいけませんが、主人公や実母の決心が良い結果を招いたのかもしれません。
まだお互いが知る前にも、所々に母と娘の愛が感じられ、嬉しくなりました。
フランス映画のリアルな質感が好きなんですが、この映画も、奇跡的な展開でありながら、ザ・映画みたいな、感動してくれ!みたいな印象は受けませんでした。観やすかったです。
主人公の落ち込んだ暗い気持ちが蔓延してますが、絶望的ではないです。
この主人公の、そして実母の人生のターニングポイントを見届けた感覚です。
誰かと一緒に観て楽しめる映画とかではなく、小説を読むような感覚で、一人で珈琲やお酒を飲みながらゆっくり観るような映画だと思います。
個人的に、恋人とゆったり観れたら理想ですが小難しいと感じて面倒になるかもしれません(笑)
あとは海と役者が綺麗。子供かわいい。
適当にTSUTAYAで手に取って借りたのですが、観て良かったです。
落ち込んだ時に寝転びながらボーっと観ていましたが、初め気持ちキツイかなって思いましたが、最後は少し元気をもらえていた作品でした。
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