ニュースの真相のレビュー・感想・評価
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映画からの離脱or残留も象徴が必要・・・
【われらのケーン】のような編集宣言、
または表現の自由を本当に観客や読者やユーザーは望んでいるのか?
望んでいると信じて、あえてボブ・ウッドワードとサンダンス・キッドを動員してまで、
このセリフは言い、決めようとし、納得させようとする心意気に落涙。
別格永久欠番殿堂入りに値する作品。
映画からの離脱or残留も象徴が必要!?
Courage
60minutesをTBSが流さなくなって久しい。しかし、数多くのよく練られた報道を届けてくれた。最後のレザーの言葉にあったように勇気を持って報道に取り組んで欲しい。
失敗は失敗として認めて、次に機会が与えられる世界であって欲しい。マウントして吊るし上げて、社会的な死を与えても結果的には公益に合致しない。メイプルの一方的な論に過ぎて、ストーリーは迷走気味であるが、死を賜ったジャーナリストの怨念のように思えた。
ケイトブランシェットが終始、名演。
疑わしきは
証拠不十分、後から出てくる真実、ターゲットは大物なので反発も大きい。色々とついていないと思う。
映画のみでの判断だが、ブッシュは経歴詐称なのだろう。
夫婦に証拠となったものを渡したと男と女何者だよ。
BUCKFUSH
ロバートレッドフォードを久々に見る。可もなく不可もなく相変わらず普通。映画がアメリカのものだからなのか、アメリカの大統領が特別だからなのかは知らないけど、なんでこんなに大統領もの多いのかしら。
ニクソン、ブッシュは特に。ディスられること多いけど、カーターやリーガンじゃやっぱり映画にならない。角栄とか中曽根とか純一郎の映画撮れば良いのに、誰も見ないけど。
真面目 俳優が演じるドキュメンタリー こういうことがあったと皆が知...
真面目
俳優が演じるドキュメンタリー
こういうことがあったと皆が知っていた方がいいと伝える映画
ロバートレッドフォードだったんだ。
流石に歳をとったな。
話は面白かった。結局は負ける話なのに最後まで緊張感を持って見せるのは、上手。
無関心••3••好
並••3••凄 別世界
無••3••涙/無•••4•固ゆで
無••••5社会派/大衆••3••狂信
満喫/紹介
俺の満足度 80点
作品賞可能性 80%
この事件聞いた事あるな
と途中から思い出した。テレビでやっていたのか。このアンカーが選挙後降板したのも確か聞いた。どんな風にスクープが作られていくのか、とても興味深かった。
「スポットライト 世紀のスクープ」は新聞で、選挙のようにタイルラインがあるものではなかったから、記者達が粘って被害者や隠蔽の事実を追っていたが、この映画は大統領の軍歴の偽装を選挙戦の最中に暴くというもの。
番組の時間に間に合わせる事、情報の確認など記者のエネルギーは相当なものだ。しかしこれはどうも陰謀にはめられたように思える。
演技、脚本がとても良かった。後味悪い結末ではありましたが、少なくともこの映画を見る事で真相をより深く知ることができたと思いました。
集中して見られるけども。
飽きることはなかったですが、私にはちょっと難しく(アメリカの政治にも報道現場にも疎い)、
メアリーたちのやった事のどこがよくなかったのかが、はっきりコレとわからなかったのです。
おそらくメアリーたちの何が悪かった、というのではないようにおもいますが。
情報提供者の奥さんが、メアリーたちに言ったことが、
私の実感に近い気はします。
力のない市民の意見は、まさにあれ。
逆を言えば、あの程度とも。
保守とリベラルの差、とか、
自分がどっちで、どっちの考えがどんなのか、
などを全然知らないと、あまり見る意義がないでしょう。
「勇気を」のエピソードがよかったです。
FEAが、なんだったかちゃんと聞き取れなかったけれど。
メアリーは父親から逃げているけれど、
未だに足を引っ張る父親に、
異議を強くはいえないのかなとおもいました。
父を喜ばせないために、殴られている間に
何も言わなかった、というのは、
メアリーの抵抗の証でもあるだろうけれども、
「怖くて何もできなかった」ということでも
あるのかな、と想像しました。
ケイトブランシェットの低い声が大好きですよ。
ロバートレッドフォードは今までちゃんと見たことなかったので、
初めてでした。
この2人以外の役者は知らない人ばかりでした。
それぞれの正義感が、真相を歪めてしまう。
丁度アメリカ大統領選のキャンペーン中に観た映画で、なんとなく「大統領選が終わってからレビューを書こうかな?」なんて思っていたけど、大統領選が終わったら尚更どう描くべきか悩んでしまった。シンプルに、映画の感想だけ書こう。
ニュース番組の敏腕女性プロデューサーが、ブッシュ元大統領の軍事経歴詐称を暴こうとした報道の有様が描かれたこの映画。主人公のメアリー・メープルは、ブッシュ大統領の軍事経歴詐称を暴こうとするあまり、重大かつ致命的なミスを犯してしまう。わずかな不注意か勇み足だったかもしれないそれは、ジャーナリズムにとっては致命的な「証拠の捏造」。物語はその致命的なミスが引き起こす顛末が克明に描き出される。この映画では、実際のところ何が正しかったかという点は曖昧にしている。それはジャーナリズム的には「逃げ」のように思うが、映画として観る分としては、不十分な裏付けのまま報道してしまったことに対する責任と、メアリーの体内に流れるジャーナリストとしてのプライドが常に対峙し、衝突し合うようなシーンの連続にサスペンスが生じて悪くはなかったかなと思う。
日本でも、この映画に近しいことがよく起こる。何か大きな事件やスキャンダルが報じられた後、それを騒ぎ立てる喧騒の中、いつしか論点が別のものにすり替わり、その本質を逃してしまうことが。彼女らの報道は確かに不十分なものであったことは間違いなく、責任は追及されてしかるべきなのだが、それを指摘する有識者やブロガーたちの声によって、議論は完全に彼女たちを裁くことに注視してしまい、本来議論されるべきブッシュの軍事経歴詐称問題は脇に追いやられ、ブッシュの経歴よりもタイプライターの書式がより精査されるという捻じれを見せる。メアリーが証拠不十分な報道をしたこととその尻拭いの手段は、報道の送り手としての間違った正義感としか言いようがないが、一方で報道の論点をずらして本質を闇に葬ってしまったのは、報道の受け手側(「世論」という何よりも巨大な組織)の間違った正義感だったとも言えるわけで、終盤に弁護士団の前でメアリーが発したセリフは強く印象に残った(それが正と取るか否と取るかは別として)。
この映画の場合、何しろケイト・ブランシェットが素晴らしいので、ついつい彼女に気持ちが入ってしまう。あらゆる役柄を演じられる大女優だが、知的で凛としたイメージのある女優なので、こういった社会派のドラマで芯の強い女性像を演じさせた時の凄味や迫力が違う。同時に、その裏面に隠された脆さにシフトした瞬間の絶妙の表情まで引き出せる。ファンとしては、彼女の演技だけでもう満足感たっぷりだ。もう惚れ惚れする。この映画は、きっとアメリカ本国の人が見ると、それぞれの政治的な思想やら何やらが混じってしまって、立場によって見え方が大きく変わってきそうだ。もしかしたら、アメリカ以外の国の人が見た方が、より客観的に冷静に観られるかもしれない。僕はこの映画、ジャーナリズムのあり方を描くひとつの作品として十分に楽しめたし、ジャーナリズムの受け手の一人として、ひとつ教訓として記憶しておきたい映画だった。
寝てしまいました
ケイトは最近の出演作の中で一番合ってる役。役者は皆いい感じですが、演出、ストーリーが平坦で珍しく眠りに落ちてしまいました。何度もストーリーを追おうとしたのですが、全く話が進んで無いように感じ睡魔に負けました。が、やはり話は展開せずラストを迎えました。途中から見なくても話は理解できる残念な作品でした。
真実とは何か
George.Walker.Bushはアメリカ史上最悪の大統領だ。同時期に総理大臣だった小泉や暗愚の宰相アベシンゾウを選んだ日本国民も同レベルであると言える。他の国も似たり寄ったりで、要するに世界中のレベルがその程度なのだ。
George.Bushは特に特に酷い。911のテロ被害を受けたからと、ありもしない核兵器をあると強弁して無理やりイラクを攻撃し、たくさんの人を殺した上に、たくさんの米兵を精神異常にした凶悪犯人である。全米ライフル協会の支持を受けていて兎に角武器を使うことが大好きな上に、軍需産業にバックアップされているから、需要を生み出さねばならないという背景もあったが、弾丸やミサイルが余っているからという理由で殺された無辜の人々はたまったものじゃない。アメリカ国民がこんな男を選んだと考えると、アメリカという国がいかに病んでいるかがわかる。アメリカほどではないが、日本を含めた他の国も、多かれ少なかれ病んでいる。
映画はそんなBushが再選を目論んでいるときに、Bushの経歴詐称を報道したテレビ関係者の物語だ。
綿密な調査を行ない、真実であるとの確かな心証が得られてから報道したものの、報道直後から政府関係者による様々な圧力によって事実が捻じ曲げられていく。
実際の事件では間違っていたとされる報道だが、映画では間違っていたのかどうかは不明のままだ。この姿勢は、真実というものがどこまでも観察者によって左右される相対的なものであるという観点から、正しい姿勢だ。
Robert.Redfordが覚悟のあるアンカーマンを好演していて、ジャーナリストのありようについて考えさせられる。権力になびいてばかりの日本のマスコミ人とは大違いだ。
FEA with courage
アメリカ大統領選挙期間中、George W. Bushの空軍州兵時代の疑惑を追求する主人公達。
テレビ局とて利益重視のビジネス企業。
スポンサーが付きやすいバラエティ番組に押され、そう簡単には黒字にならないニュース番組。どれだけ特ダネで他局を出し抜けるかという注目度とスピード重視の傾向にあり、信憑性を高めるための裏付けに割ける時間が限られていることが見えてきます。
仮説を立て、それを実証していく科学のように、報道でも裏付ける確固たる証拠・証人を集めていかなければいけないのですが、相手が本当に将軍かどうかも分からず、言葉のあやとも取れるような電話越しの一言でconfirmedとしたり、仮説に否定的な鑑定人の意見を軽視したり、素人目にも裏付け調査は不十分であったと思われます。主人公Maryのプロデューサーとしての経験と勘を、彼女の同僚、上司までもが、本人以上に頼り過ぎて公平性を見失っていたようにも見えました。
相手が権力者でも怯むな、というジャーナリストの根性と反骨精神は大事にして頂きたいです。しかし、故意でない誤報はいけないのか?ということと、疑問を呈することはいけないのか?ということは決して同じではありません。質問と好奇心を抱き続けるスタンスは勿論大切ですが、公平性と信憑性は報道に不可欠であり、そこを混同させてはならないと思います。ただ映画では、主役2人の演技が素晴らし過ぎて、同情を誘ってしまいます。
ガセネタを掴まされ、CBSは利用されただけなのか。それとも潰された真実だったのか。結局Bush本人しか分からないのかも知れません。
"Spotlight"がジャーナリズムの成功例なら、こちらはテレビ局の失敗例です。作品自体は重厚で、本作の方が主役2人に焦点が絞られており、感情移入しやすいので心を打つものがあります。
ゴミとまで呼ばれるようになった日本のマスコミ…。国家権力vsジャーナリズムのテーマは「運命の人」を思い出します。改めて良質な報道の難しさを実感しました。
"The day we stop asking questions is the day the American people lose."
素晴らしい演技で物語に引き込まれました
政治や軍隊、報道などの難しい話が出てきて内容を把握するのが大変だったけど、ケイトブランシェットが主人公の女性の栄光と挫折を圧巻の演技力で演じきっている。ロバートレッドフォードの熟年の渋みも素晴らしい。
二人の役者を見るだけでも十分価値のある作品だと思う。
あらゆる面で難しい映画
ケイト・ブランシェットとロバート・レッドフォードの演技は素晴らしい。最初はむかつくだけだったメアリー・メイプスとダン・ラザー(─あくまで映画の中の見解─)、それがいつしか感動へと導かれていた…遠い記憶──ピーター・バラカン氏がCBSニュースを紹介していた番組で実際にダン・ラザーがアンカーを降りると宣言していた映像がうっすらと蘇る──あの時はその真意は理解できていなかったわけで、今こうしてリアルに再現されたものを改めて見ると、その決断に隠された意味深さを思い知らされる。
ジャーナリストとして権力に立ち向かう姿を、強く、感動的に仕立て上げられているかのように、個人的には見えた、何ものにも屈しないと─。そういう姿勢は理解できるし、正論であり、あるべき姿だろう。
ただ、真偽がはっきりしないものを一方的に決めつけて報道してしまった責任というか落ち度というのだろうか、それは計り知れないもの。ましてや、その報道が大統領選に影響する要素は大きかったわけで、報道する側の勇み足は否めない。
確かに、再選を目指す現役大統領のスキャンダルとなるとニュースソースの価値は絶大であり、事実とすれば大スクープに違いない。飛びつく気持ちも、どうしても報道したいと思ってしまう気持ちも、分からないでもない。しかし、それが事実ではないとしたなら…
GWブッシュ元大統領の評価はあまり芳しいものとは思えないし、個人的にも好ましく思っていない。この映画においても、ブッシュ氏は半ば軍歴を詐称していたような流れでつくられており、それが認められないのは確固たる証拠がないだからだと言わんばかり。しかし、(あくまでも映画を見るかぎり)詐称を証明するファクターは皆無であり、CBSが流した報道は現時点においても誤報と言わざるを得ない。故に、それに関わった者たちの退場も、残念ながら正当なこと。感動する前に、批判されても仕方がないと捉えるしかないのではなかろうか。
映画は、とにかく感動させようと、ジャーナリズムの精神を貫き続ける者たちの姿を称えていたように思えた。その巧みな演出に思わず涙してしまうのだが、彼らがしてしまったことは決して評価されるものではない。疑惑を追及する姿勢は評価できるとしても、その結果で人々を惑わすようでは、それら情報は害でしかない。
メアリー・メイプスもダン・ラザーも、この事件以降、報道に関わることが出来ないでいる事実があるわけで、そのことからも、ケイト・ブランシェットとロバート・レッドフォードは称えることが出来ても、前者2人を称えることは、残念ながら出来かねる。
映画の内容も、映画自体の評価も、なかなか難しいところがある。
60点
ジャーナリズム=TRUTHへの好奇心、権力の監視とか市民エリートとはまた毛色が違う。近代において手続主義的に問題あればOUT、しかし知的関心を刺激する内容ならスクープ、難しい役をケイト・ブランシェット様見事
編集された真実
特ダネを、掴んだつもりが、影法師。しかも、巧妙な罠にはまって、正体は、藪の中。トカゲのしっぽを、捕らえたつもりが、自分たちが、しっぽだった。あらすじだけ見ると、コントですね。
やはり、別の映画の台詞が、思い出されます。『人は、聞きたいことしか、聞こうとしない』
真実って、身をもって体験したことだけですよね。それを人に伝えたところで、それは談話であり、話手の気分で、いくらでも編集できます。つまり、私たちは、編集された真実を、聞きたいようにチョイスして、聞きたいように、聞いているのでしょう。
それでも、やっぱり、より多くの人が、より正しい情報を求めることで、見えてくる何かが、あるといいのですが…。いずれにせよ、選挙シーズンに、選挙に利用される発言は、危険ですね。書きたいことしか、書かない人たちに、踊らされる羽目になる、と云う編集された真実に、待ち伏せされるようです。原題のTruthを、追いかける皆さんの足跡、しかと、見届けました。編集ずみの映画でね。
報道と情報番組
新聞を読み上げて番組を作ってる”ジャーナリスト”の人々に見てもらいたいね。新情報は文春からくると期待してるだけでは第4権は死にますよ。
アメリカでも同じ状況だったんですね。ダンラザーが嘆いてましたね。
全55件中、21~40件目を表示