フラワーショウ!のレビュー・感想・評価
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【”聖域を作る、そしてサンザシの神は居た。”今作はアイルランドで育った内気だが自然を愛する女性が、伝統的なフラワーショウで自然本来の素晴らしさを表現し、多くの人に認められる様を描いた物語である。】
ー エンドロールで流れるテロップを観ると、実話の様である。-
■アイルランドのストーンサークルのある小さな町で育ったメアリー・レイノルズは、ガーデンデザイナーを夢見て、有名なガーデンデザイナー、シャーのアシスタントに採用される。
しかし、良いように使われた揚げ句、自身のデザインノートまで盗まれて解雇されてしまう。
だが、メアリーは、それに屈せずに世界中が注目する英国園芸協会主催の「チェルシー・フラワーショー」に挑戦する事を決意するのである。
◆感想<Caution!やや内容に触れています>
・私が若い頃に家を建てた時に、家人が一番強く求めたのは庭であった。そこで、ガーデニングや野菜を作りたいと夢を語ったのである。
金額的にも大変だったが、とにかく庭付きの家を建てた。
その後、庭の土を掘り返し、肥料を買って来たりして色々な花や、野菜の種を植えたのだが、これが楽しかったのである。
今でも、我が家で消費する野菜の1/5くらいは家人が栽培した自家製である。
そして、思うのだが、春夏秋冬、季節ごとの花が咲き、旬の野菜が取れる庭があるというのは良いモノであるなあ、と。
・今作では、自然を愛する女性メアリーが、騙されたりしながらも、自分の想いを貫き、好意を寄せる植物学者クリスティ(トム・ヒューズ)の助力も得ながら、「チェルシー・フラワーショー」に参加し、世間に認められる様を描いている。
・物語の作り方としては、やや粗い面もあるが、この映画は自然描写や自然光の使い方がとても上手くて風景描写が美しいのである。
・メアリーが、クリスティや仲間達とチェルシー・フラワーショーの審査のためにイングリッシュガーデンを作る様も、観ていて気持ち良いのである。
<勿論、エンドも素敵である。何だか、気持ちが清浄になる映画だと思う。そして、改めて思うのである。小さな自然が身近にある生活って良いな、と。
それは、私が長年、登山をやって来たからかもしれないが、メアリーが発信するメッセージは素敵だな、と思った作品なのである。>
人間の奢りなんだなぁっc
序盤のケルト的世界観の描写はちょっとワクワクしたけど
だんだんに、都合良すぎな映画になって失速しました。
でも1つだけ、思ったのは
日本も庭園文化のある国。
イギリスも庭作りにこだわりのある国。
そのこだわりには、
日本の庭園文化にも通じるモノがあるんでしょうね。
庭園文化には自然への崇拝の心がある。
ケルト文化もアフリカの土地の神様への崇拝も
日本の自然信仰も、
さらには世界各国各地域の土着の自然信仰も
とても真摯で、とても素朴で、とても深い。
そんな大事な文化を根こそぎ、変えさせようとした
先進国って、やっぱ罪深いと改めて感じてしまった。
映画とは離れた感想になりましたが
そういう事を感じるのも映画を観る意義の1つかな〜〜
ガーデニング好きの方におすすめ
英国チェルシーフラワーシヨーに新風を巻き起こしたアイルランド人のガーデニングデザイナーのお話。実話ベースだそう。
アイルランド、アフリカの風景も、チェルシーフラワーショーの舞台裏も見られて、興味深かった。
プレゼンが重要!
自然の植物が失われ行く現在。エチオピアの砂漠を緑化させようと努力するクリスティの志も立派だし、石工やガーデナーたちのフューチャー・フォレストという団体も素敵だ。2000の応募のうち8枠という厳しさのチェルシー・フラワーショウに出場が決まったメアリー・レイノルズだったが、25万ドルかかるといわれる後援者を見つけることができない。それでもエチオピアに赴くクリスティを追いかけ、協力を要請するのだった・・・
子どもの頃に過ごしたストーンヘンジの小型版ストーン・サークル。妖精との交流(?)があったんじゃないかと思われるほど神秘的な幼児体験だった。エチオピアでもなんだか雨を降らせたようなシーンがあったけど、人生捨てたもんじゃない!と思わせる美しいものでした。
ショウに関しては、派手さもないけど神秘的な空間を作り上げたメアリーたち。しかも、こきつかったシャーがデザインノートをこっそり返してくれるというのも、人間性を否定してないんだと、優しい気持ちになれました。
気になったのはエチオピアで活躍する新妻香織さんの存在。もしかしてこの日本人女性に興味がわいてしまいました。
自然と人
ちょっと甘ったるいか
人の手で”自然”をつくり出そうという不自然。
ただ、人が破壊したものを再生させようっていうのは、結果的に自然なのか…。
考え始めたら堂々巡り。
そう、大事なのは、考えるより行動してみること。
ブレない信念さえ持っていれば、どんな回り道をしたっていい。
チェルシーに庭をつくるためにエチオピアへ行った人だっているんだから。
とりあえず園芸好きのはしくれとして、
メアリー・レイノルズさんには敬意を表したい。
ただ、映画としては恋愛要素をもっと削った方が良かったと思う。
これだと「夢も恋もどっちも叶えるっ☆」みたいな
スイーツ的な解釈をされかねないと思うんだよね。
いや別に、グレタ的な感じが良いとは言わないんだけどさ。
ーーーーー 以下 蛇足 ーーーーー
コロナ騒動で世界中が経済活動を控えたら、
中国の空気やらヴェネチアの水やらが綺麗になったらしい。
短絡的に言っちゃえばこれって
地球のためにはヒトって少なきゃ少ないほど良いってことだよねと。
がんがん大量に消費して、どんどんカネを動かしてって。
僕らはそういう発展の恩恵を受けて暮らしてるわけなんだけど、
そういうのじゃない世界がこれから”現代的”って言われる価値観になればいいなぁ。
今回のコロナ騒動を、今後の世界をより良くするためのきっかけにできたら
犠牲になった方々も多少は浮かばれるってもんじゃないだろうか。
作り物っぽい
植物の世界
ちょっと幸せを感じたい人、観た方がいい
刺激は少ないけど
駄弁って庭って恋をして。
予告で期待したのに、消化不良な観了感の一本。
面白くない事もないのだが。
まさか庭そっちのけで、体感で1時間近くも「恋」に割くとはお釈迦様でも思うまい。
途中から「もういい、早く終われ」と思ってしまう始末。
やはり自分とガールズムービーは相性が悪いんだなと、自らが「呑んでクサってクソ食らえ!」の輩なんだなと改めて痛感した作品。
人間の奢りなんだなぁ
序盤のケルト的世界観の描写はちょっとワクワクしたけど
だんだんに、都合良すぎな映画になって失速しました。
でも1つだけ、思ったのは
日本も庭園文化のある国。
イギリスも庭作りにこだわりのある国。
そのこだわりには、
日本の庭園文化にも通じるモノがあるんでしょうね。
庭園文化には自然への崇拝の心がある。
ケルト文化もアフリカの土地の神様への崇拝も
日本の自然信仰も、
さらには世界各国各地域の土着の自然信仰も
とても真摯で、とても素朴で、とても深い。
そんな大事な文化を根こそぎ、変えさせようとした
先進国って、やっぱ罪深いと改めて感じてしまった。
映画とは離れた感想になりましたが
そういう事を感じるのも映画を観る意義の1つかな〜〜
実話だからか…
フラワーショウ
全29件中、1~20件目を表示