劇場公開日 2016年3月26日

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バンクシー・ダズ・ニューヨークのレビュー・感想・評価

全25件中、21~25件目を表示

5.0何処にでもある奇跡

2016年4月2日
iPhoneアプリから投稿

バンクシーの作品は貧しい地区の片隅に突如として現れ、人々に混乱をもたらす。その混乱に対して作品群はただ沈黙を保ち、寓話的な物語を紡ぎ出す。まるで神がそこに降臨したかのように、それぞれの人々の反応が示唆に満ちていて、とても興味深い。美術館に納まっているマイスター達の作品が、一見美術とは縁の無さそうな人々の心情を良きにつけ悪しきにつけこれほどまでに揺さぶっただろうか?優れた芸術は説明の必要も無く、ごく普通の人々が持っている「直感」がいとも簡単に捉えることが出来る「奇跡」を宿している。

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shanti

4.0オモロかった。

2016年3月30日
iPhoneアプリから投稿

NYで1カ月間ゲリラでストリートで描くって発想が素晴らしいと思いました。リアルっすね。

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chanyotsu

3.0面白いとは思うんだけど

2016年3月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

作品も現象も面白いと思うけど、観ているうちに飽きてきて寝てしまった。

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Rubysparks

3.0作りはイージー。ファンにはおすすめ

2016年2月23日
PCから投稿

笑える

楽しい

バンクシーが、2013年にニューヨークで1カ月間にわたって行ったゲリラ的ストリート・アートを、後からドキュメント風にまとめた映画です。

実は私、たまたまこの時にニューヨークにいて、2〜3日にわたってバンクシー・ハンティングしてました。これが、めちゃめちゃ面白かったんですよ。

「Better Out Than In」と名付けられたこのインスタレーションは、バンクシーが2013年の10月1日に突然始めたものです。バンクシーは「毎日、ニューヨークのどこかで作品を1つ発表する」「これを1カ月続ける」と宣言。バンクシーは道ばたの塀や、お店のシャッター、トラックのボディなどに「作品」を残し、作品の写真と大まかな場所(ブルックリンとか、マンハッタンとか、かなり大まか)を毎朝公式サイトにアップし、それを見たニューヨーカーが競うように作品を探し当てるというイベント。ツイッターやfoursquareを駆使して、ニューヨーク中を西へ東へ、南へ北へと駆け回ってアートを楽しむという、宝探しみたいななかなか珍しい経験をしました。

とにかく、路上に残されるアートなので、早く目的地にたどり着かないと、消されてしまったり、他人が自分の作品を上書きしてしまったり、あるいは都市の所有者がアートを撤去して自分のものにしてしまったりなど見られなくなってしまうリスクがある。一刻を争うリアルタイム・エキシビションって感じでかなりスリリングでした。

私は、12カ所訪れて7勝5敗でした。せっかく現地にたどり着いたのに、5つの作品は、消されたり持ち去られたりしていて見られなかったんですね。

この映画は、この「Better Out Than In」をリアルタイムで追っかけたわけではなく、後からWeb上にある写真(Instagramとか)や動画(YouTubeとか)をうまいこと繋いで構成したドキュメンタリーです。かなりイージーな作り。

現地にいた者として、あの臨場感が再現されているかというと疑問ではありますが、まあでも、ほとんどすべての作品が見られるのは大きいですね。バンクシーのファンの人には是非見てもらいたい一本。

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アイアムOK

4.0現代都市の神、バンクシー

2016年2月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

単純

知的

2013年10月という僅か一ヶ月間のニューヨークの出来事。
後に謎のストリートアーティストと言われるバンクシーの活躍だ。
彼は毎日一カ所づつ、倦怠と非活性、弛緩した街のあちこち、
夜間のうちに、誰に視られることなくスプレー画を描き続ける。
バンクシーはその行為が罪であることを自覚している。
しかし、ツィッターでは大評判。
朝になり、発見された落書きは、スマホでキャプチャーされ、ネットで盛り上がり、
やがて多くの人が集まり、その場所まさにリアルな祝祭の場に変容する。
音楽や美術に支えられる古代ギリシャの祝祭は都市の活性化がその目的と見なされている。
街をキャンバスにしたバンクーシーの行為はメッセージを持ち街を占拠する、まさに神の来訪と言って良いのかもしれない。
しかし、マネーとセキュリティーが支える現代都市の神、バンクシー、
今は何処におわされるか。

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kthyk