ハロルドが笑う その日までのレビュー・感想・評価
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すごくまじめなユーモア
すごくまじめなユーモア。いや、まじめな人が考えるユーモア、という感じかな。むちゃくちゃやろうとするけど、全然むちゃくちゃにならない、ていう。のらりくらりのテンポが味になる場合もあるけど、この作品は単純にだるかった、というのが個人的な感想。
イケアをそのまま出してるのは、これどっち側なんでしょう。アンチなのかどうかも謎だが、まあ、広報は通ってるだろうな、アウトなら公開できないだろうし。だから茶番ぽくなる。どっちだよ、ていう。
しかし、のんびりした感じなので、普通にいけば嫌悪されることは少ない作風ではある。
やっと笑った!
ぶっ飛んだ
好みは分かれると思うけれど
IKEAのアイディアは良いが
世界イチハラハラする誘拐劇。
程よい緩々感が、期待通り心地よい一本。
「IKEA創業者の誘拐劇」なんて言ったら、それこそ期待してしまう方もいるかもしれないが。
そもそもそんな雰囲気が無いのし、そこを期待して観に行くこと自体が間違いなのがこの映画の魅力。
ただし「世界一ハラハラする誘拐劇」であることは間違いなし。
全世界共通で、老人が何するかなんて予想もつかないし、リアルに「明日をも知らぬ身」なのだから。
緊迫感のない画面で繰り広げられる、「当人たちは必至」の滑稽さの妙。
大山鳴動して(してるのかな…?)ネズミ一匹も出ないけれど、人生の小さな幸せが噛みしめられる作品。
中途半端
シリアスさのない誘拐
スウェーデンとノルウェーの歴史的な背景も有るような気がします。深読みしすぎ?
IKEAが進出したあおりを受けて閉店に追い込まれた、ノルウェーの地方都市の家具店店主によるIKEA創業者誘拐の顛末を描いたドラマ。
日本ではイオン、アメリカではウォルマート、北欧だとIKEAなんですかね?いわゆる、地方都市の地場の商店に嫌われる大型チェーン店は。確かに、地道に家具を売ってきた地場の家具店の人にしてみれば、粗製濫造のIKEAの家具は腹に据えかねるものでしょうね。買う側からしてみると、それなりのデザインで、低価格なのでお手頃なんですけどね。劇中のカンプラードの口から言わせていますが、「時間が経つと壊れる」ものなんですけどね。
それと、「お腹がすいた」と言うカンプラードに「ミートボール」と言わせているのは、皮肉なんでしょうね。って言うか、そもそもスウェーデンだったら、こんなストーリーの映画は作られなかったのだと思いますが、先の「時間が経つと壊れる」とか「ミートボール」とかもそうですし、メディア戦略とかを創業者の口から言わせているのは、ノルウェー人にもIKEAの事を快く思っていない事があるということの現れなんだろうなぁと思いました。実名で「ナチ」だとか「児童労働」だとか、実際に指摘されていることではありますが、母国ではここまで描けないでしょうからね。
もう一つ気になったのが、ハロルドの奥さん。認知症として描かれているんですが、やっぱり北欧でも認知症そのものと、認知症を患った妻(あるいは夫)を老いた夫(あるいは妻)が介護する老々介護って、問題になっているんでしょうね。そうでなければ、あそこまで普通に描かれないですよね。
IKEA創業者を誘拐することで問題が解決したわけではないですが、問題解決への糸口を掴んだのだと思います。スウェーデンに対するノルウェーの見方とか、北欧での認知症・老々介護の問題とか、色々と社会を見た気がします。
ユーモラスな批判精神を持った数少ない優れた映画
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