シャザム!のレビュー・感想・評価
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いろんな日本の作品を思い出しながら視聴
『パーマン』(藤子不二雄作品)のような、『ひみつのアッコちゃん』(赤塚不二夫作品)のような夢のあるストーリーで楽しめました。
序盤、『ドラえもん』(藤子不二雄作品)の主人公(野比のび太)のような子が登場し、『ハリーポッター』のような話になると思いきや、主人公は別の子で、ちょっと間抜けなスーパーヒーローが主役という楽しい映画でした。
終盤は『科学戦隊ゴレンジャー』(1975年~1977年にTV放送)を彷彿とさせる展開だったり、ラストもムネアツ。
家族愛なのか友情なのかハッキリ区切られていないところも素敵な要素です。
BGMは、良いタイミングで良い曲(個人的に好きな歌)がかかります。
無口で格好良いヒーローは登場しないので、そういう作品を期待して観た人にとってはガッカリかもしれませんが、私は満足しました。
思っていた以上の出来映え
【鑑賞のきっかけ】
マーベル映画が、アベンジャーズとスパイダー・マンのシリーズの終了とともに、勢いを失っている中、対抗していたDCコミック系統で見逃していたものはないか、と探していたところ、目を付けたのが本作品でした。
【率直な感想】
<最初は、コメディ控えめ>
最初から、コメディタッチ全開の作品かと思っていたら、そうではありませんでした。
シャザムに変身できるような少年ビリーは、母親とはぐれて孤児になってしまい、里親ファミリーに引き取られるものの、他の里子たちと打ち解けないというのが、冒頭の展開。
このまま、孤高のヒーローになるのかと思いきや、大人のヒーローに変身してしたものの、どうしていいのか困っているところを、里子のひとりで、ヒーローオタクのフレディに助けを求めるところから、明るいセンスのヒーロー物語としての展開が始まります。
<だんだんに強くなる>
ビリーは、フレディとともに、シャザムはどんな能力があるのか、いろいろ試してみるのですが、この辺りから、笑えるシーンが増えてきます。
でも、その能力のすべてを知る前に、シヴァナという悪役が現れてしまう。
シヴァナもビリーと同じ特殊空間で、超能力を授かったからか、力は互角で、経験値が長い分だけ、シヴァナが戦いを有利に進めていく。
この戦いの中で、シャザムが新たな能力を発見して、だんだんに強くなっていく展開には、楽しい要素が詰まっています。
<だから、里親ファミリーなのか>
ビリーが引き取られた家には、ほかにも5人の里子がいます。
いわゆるファミリー映画としての要素取り入れ、血は繋がっていないけれど、本当の家族のように暮らすファミリーとしての絆を表現したいための設定かと思っていました。
確かにその側面はあるのですが、物語の後半で、「里子が沢山」という設定が、思わぬ形で花開きます。
この展開には驚かされるとともに、ラストに向けて、物語に引き込まれていきました。
【全体評価】
本編の最後のワンシーンは、予想できる範囲ではあるけれど、思わず笑みがこぼれてしまいました。
無理に笑わせようとするのではなく、思わず笑ってしまうという程よいコメディタッチと、同じDCコミックヒーローのスーパーマンやバットマンに負けないくらいの力を付けていくシャザムの姿が、よいバランスで配合され、素直に楽しめる娯楽作として仕上がっていたと思います。
少年がおじさんに、しかも自分以外の他人に変身するというのは ちょっと腑に落ちない。 シャザムとなったビリーは悪のサデウスと戦い続ける。 正義とは何か、家族愛とは何かを描く。
動画配信で映画「シャザム!」を見た。
2019年製作/132分/G/アメリカ
原題または英題:Shazam!
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2019年4月19日
ビリーは幼い時に母親と離れてから里親の家を転々としていた。
最終的にローザとビクターの家にもらわれたビリーは、
いじめっ子から逃れるために地下鉄に乗った。
地下鉄から「永遠の岩」に召喚されたビリーは
スーパーヒーロー・シャザムに変身できる能力を授けられる。
少年がおじさんに、しかも自分以外の他人に変身するというのは
ちょっと腑に落ちない。
シャザムとなったビリーは悪のサデウスと戦い続ける。
正義とは何か、家族愛とは何かを描く。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
予想通り+アルファ
80点 陽気な主人公は15歳?が世界を救う。
現代版・キャプテン・アメリカってか?
本作を見た当初は何も思わなかったけど、MCUをかなり見進めた今思い返すと、これはDCキャプテン・アメリカなのかもしれない。ある日突然、ヒーローに憧れる少年がとんでもない力を手に入れたら、そりゃこうなるよな!笑
見た目は大人、中身は子どもの設定を最大限生かしたコメディ。ザッカリー・リーヴァイの振る舞いがもうとにかく笑える。こんなに笑えるスーパーヒーローは他にない。やってみたかった子どもならではの悪巧みに、ニヤニヤが止まらない。大人になった上に、スーパーパワーも手に入れちゃったんだから、もう無敵だよね。
導入からおぶざけ満載だけど、ストーリーの筋はぶれることないし、こんなヒーローが現れたら世界はどうなっちゃう?もしっかり描いていて、これ以上ない素晴らしいエンタテインメントだと思う。厨二臭い合言葉とかセリフとか、子どもの頃にこの映画を見ていたらついつい口にしちゃってただろうなぁと思ったり。
ブラックアダムでもそうだったけど、流石にあのラストはやり過ぎ。急に無理がある。でも、シャザムは終始愛おしい。こんなに魅力的で愛くるしいキャラを作れるって、DCは流石だ。MARVELとは全然違う良さがある。何度だって観たい面白さが詰まっていました。
さて、新作は今日公開。こっからどんな展開を見せてくれるのかな?楽しみで仕方ありません。
スーパーヒーロー入門編
子供も楽しめる
コンセプトが斬新で、前評判も良かったので期待して劇場に行きました。吹替え版しかやってなかったのが不満ですね。
まあ、満足できる内容です。ちょっと期待が大きすぎたけど、だいたい想像した通りの出来になっていました。アメコミ映画に新風を巻き起こす、子供とヒーローの掛け合わせという意外性のあるキャラで、笑えるエピソードがサクサク進んでいきます。
自分でも経験あるけど、バク転が出来るかどうか、ドキドキしながら試してみたり、少年期ってイタい冒険を意味もなくやってみたくなるもんですよね。ザッカリー・リーヴァイはまんま子供大人を好演しています。テレビドラマの『チャック』の時と、基本的には変わってないのがうれしかった。
コメディ映画の傑作『ビッグ』の設定そのままに、大人になって困っている少年をサポートする友達の妙なコンビは相性ピッタリの関係。おもちゃ屋さんで脚ふみピアノを踏んでしまうシーンはその『ビッグ』のオマージュですね。遊園地の入り口にはあの願い事マシーンらしきものが置いてあるし、嬉しいイースターエッグが、いろいろ仕掛けてあります。
エンドロールは、『スパイダーマン・ホームカミング』のもろパクリじゃないかと思うほどよく似ています。おまけ映像には、スーパーマンも登場。ただし、顔を出せない大人の事情で、スーパーマン役のヘンリー・カヴィルとは明らかに別人のようです。DCユニバースらしい演出はそれだけ。この世界には、バットマンもスーパーマンも実在するヒーローで、彼らが戦闘で使用した武器がネットで取引されていたりしますが、一切登場しません。とにかく、ダークでリアルなDCヒーローらしさは、今回鳴りを潜めています。
気に入らない展開もいくつかありましたが、大きいところでは、変身前のアッシャーエンジェル君と、変身後のザッカリー・リーヴァイの役作りにバイアスの行き違いが出来てしまっていること。少年の時は妙に大人びた物静かな性格で、変身すると一気に子供に戻るという、統一性のないキャラが、ちょっと残念です。これは、名作映画『転校生』なんかでもあった、変身すると、元の人格を強調して演じすぎるので、同じ人格に見えないという失敗例ですね。
それから、映画が長すぎる!コメディなら100分が理想で、前半のシャザム誕生までの流れは、もっと短くできたはず。「大人も楽しめる」なんて記事を見ましたが、実のところ、「子供も楽しめる」の間違い。連休前の金曜日、子供は見に来てなかったようです。
2019.4.19
2022年 16本目
DC作品知らない人にもおすすめ
見た目はオトナ 中身はコドモ
アメコミ!
DCはあまり鑑賞したことなかったのですが、面白いと耳にし鑑賞してみました。まぁ率直に面白いです、これぞアメリカン・コミックスと言わんばかりの厨二病心が唆られる設定、鑑賞後に思わずボソッとシャザムと呟いていました、まぁ案の定変身しません笑ただ、もう少しスーパーヒーロー感が欲しかったような気がしました。見た目は大人で中身は子供という名探偵コナンの逆バージョンで、強い力を手にして少し楽しんでいるような少年心があったり、緩い感じのヒーローでそれはそれで良かったと思いますが、6つの能力をもっと見たかったなと思いました。あっ、あとQueenの「Don't Stop Me Now」が最高にマッチしていて素敵でした。フレディとかマーキュリーっていう名前も出てきたりと、Queenを意識するような部分もあってQueenファンも楽しめそうでした!
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