「福田雄一 監督に感謝!」シャザム! 野々原 ポコタさんの映画レビュー(感想・評価)
福田雄一 監督に感謝!
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わたしにとって大切な作品、名作『アニー』を
アメコミヒーロー物で脚色を施した!
そんな印象です!
昔から知人にコミックを読まされて
一応、アメコミの基礎教養?は最低限あるのですが
わたしはCG、VFXをゴリ押しする作品が
あまり好みではなく、実はアメコミ映画は本作が
劇場では初視聴だったりしました…
しかし、〈福田補正〉がかかっているのであれば
これは観なければならない!
と、そんな使命感(笑)にかられ
本作『シャザム』を視聴しました!
主人公・ビリーとヴィラン役・ドクターシヴァナ
共に家族に見捨てられた孤独感を抱えていたふたり…
「他人に頼るな!」と言う
セリフが指し示していたように
“七つの大罪の力”を身に宿し
〈自分だけの力〉を誇示しつつ
復讐心にかられたシヴァナ。
たとえ血の繋がりは無くとも絆を信頼し
〈きょうだいの力〉を頼ったビリー。
そこが主題であり
ふたりを分けた違いなのでしょう。
そんなシヴァナでも、どこか切なく
嫌いになれない自分もいる…
(大好きな子安武人さんだしネ!)
最初に自己を承認し確立するのも
アイデンティティー形成に影響を
及ぼすのも“家族”ならば…
シヴァナもまた、そんなうねりに翻弄された
もうひとり裏の主人公なのだなと思ったりしました。
いつもなら絶対観なかったであろう
こんな素敵な作品を引き合わせてくれた
福田雄一 監督に感謝です!
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