劇場公開日 2019年2月8日

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「長編で説明もり沢山だが面白いこと」アクアマン mokusin takataniさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0長編で説明もり沢山だが面白いこと

2021年12月4日
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”マイナー”のイメージが強いヒーロー【アクアマン】‐‐‐まさか主役映画が出るとは思いもしなかった。アメコミ映画は概して【現実世界の情勢に極めて近い舞台にしリアル調に洗練されたスーツを纏ったヒーローが、シリアスで重い問題に直面しては己が正義は何なんだと苦悩し、その傍らで大切な誰かを失いかけるor失ったしてもなお戦いは続く】な作品が大半だろう。んな中で“魚介類を操り泳ぎも超得意、三叉の槍片手に金ピカ鱗スーツ姿の髭おじさん”はかなり異質に見えた・・・まぁメッチャ大ヒットしたけど。
水が好きなんで劇場で観たが【説明 アクション ビジュアル】の要素が見事に纏まり、3時間に迫る上映時間ながら冗長に感じず最後まで楽しめた。登場人物の人間性をしっかり描き、飽きないよう海底から砂漠へと某考古学者よろしく舞台を変え、アクションとビジュアルは円熟しきった映像技術を存分に発揮し、奇麗も迫力も兼ね添えた独自の世界を構築していた。
キャストチョイスも印象深い役者が多く抜擢されており、ヒロインの俳優はとりわけ記憶に残る美人ぶりだ‐‐‐正義感と良識あり、アクアマンと遜色ない強さに天然?入ってるのが良かったが中の人はかなりお騒がせ女優なのは何の皮肉だろう。あと、私的に大ヒットした理由に“DC映画ながら尾を引く問題を残さず、完全なハッピーエンド”だった点だと推察している。悪役も更生の余地残して死なずに退場し、離れ離れだった主人公両親も無事再開出来るとか‐‐‐コレ【バットマン】だったら絶対起きえないわ。

木神