ザ・フラッシュのレビュー・感想・評価
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昭和生まれにはたまらん内容だ
1980年代後期~90年のマイケル・キートン主演のバットマンを映画館でリアルタイムで見た自分には、嬉しくて涙がちょちょぎれる場面(音楽も!)がてんこ盛り。ストーリーは毎度おなじみの、タイムリープもの(過去にタイムスリップしてほんのちょっといじくったら、実はえらいことになってしまった)なのだが、主演のフラッシュ・バリー役のエズラ・ミラーが未来のバリーと過去のバリー(性格はまるっきり逆)を同一画面で実に自然に演じていたのと、21世紀のバットマン(ベン・アフレック)と20世紀のバットマン(マイケル・キートン)が同時に出てくること。マイケル・キートンは老いたとは思えないほどのアクション・シーンをこなしていたのは凄い。ただ、フラッシュのコスチュームがちょっと体にぴったりしすぎていて、股間が妙にリアルで、もうちょっとなんとかならんかったのかとは思った。終盤、過去の世界のスーパーマンやバットマンもちょろっと出てくるのですが、白黒テレビ時代や70年代後半のクリストファー・リーブが出てきたのは、長年のファンへのご褒美か。我々世代にははまりまくりの内容でした。ニコラス・ケイジもスーパーマンやっていたのか!知らんかった!
期待は越えないが、期待通りの映画
例えるなら80-90点期待してその期待通りの映画
食って栄養補給しないと力を発揮できないヒーローとか斬新すぎだし
両親を失った過去(母死亡、父誤認逮捕)を変える方法を見つけたら
全員がそうするとは言わないが100人中80人はその力を使うだろう
と言えるぐらい感情移入しやすい設定だし
笑わせてくるシーンを入れてくるのも個人的には良かった
そして何といってもティムバートン版バットマンのマイケル・キートンが再びバットマンを演じるためにDCに帰ってきたこと
劇場であのテーマ曲が流れたらテンション上がらずにいられないだろう。全てが懐かしすぎた
結末をちょろっと話すと、あれは涙せずには見られないし
あの歴史の変え方?歴史を変えたというか未来を変えたというか、それも良かった
最後にあの人が出てきます
もうヴァル・キルマーもクリスチャン・ベールもパティンソンも出しちゃえよ
評価 4.4
笑いのツボにハマる
フラッシュの願望と選択
フラッシュ、彼はスピードのみに特化し、それは敵を倒すことよりも人を助けることを求める力。
ヒーローとなり倒したい願望もあるのだが、その葛藤も盛り込み悩む姿が観てるものの共感を得る。
そしてフラッシュというキャラクターが持つコミカルさもしっかり残してる点も嬉しかった。
タイムトラベルものなんだが、いままでのものとはまるで違い彼の人生の選択の物語であった。
そして失った母を想う息子の愛の物語でもあった。
そして彼が行う並べ替え(バタフライ効果)がラストにその意味を教えてくれる。だがそれも観てるものの心を躍らせてくれた。
修整しなければならない過去など無い。
マルチバースって便利な概念ですね。
シュールなギャグがはまった
フラッシュというヒーローのことは全然きいたことがなかったし、ビジュアルも惹かれるものがなくて、なんかジャスティス・リーグのザコみたいな存在なんかな、と思ったのであまり期待せずに観た…。
期待値が低かったからなのかもしれないけど、むちゃくちゃ面白かった。こんなヒーローもの観たかったんだよ~、と思った。アントマン観たときも同じこと思った。
「人間が超高速で動けたらどうなるのか」ということについて科学的解釈をして能力やストーリーにつなげてるところが良い。身体だけが超高速でも、服が空気との摩擦で燃えてしまうとか(本当は摩擦ではなく断熱圧縮だと思うのだが…)、能力者がほかの人間を高速で移動させたら、その加速にほかの人間は耐えられないとか、瞬間的に変身するのは実は単に速く着替えてるだけだとか…。
もちろん全部が全部科学的に整合つくわけがないのだけど、やっぱ物語の中で提示された「なぜ?」に対して、科学的に説明できたりすると、快感がある。
身体を超高速で振動させたら壁を通り抜けられる、という能力はよくわかんなかったが、まあなんかそういう科学理論があるんだろう、という気にさせられる。
あと、洋画のギャグってあまりはまらないことが多いのだけど、このコミュ障気味のあんまりいけてないヒーローがくり広げるシュールなギャグがはまりまくってむちゃ面白かった。赤ちゃんをずらっとならべて得意げになってるフラッシュと絶叫してる看護師とか、能力を失った主人公がたったった…、って普通に走るシーンとか、とくに面白かった。
歴史改変によりマイケル・キートンのバットマンとかスーパーガールとか出てくるのもまあまあ面白い展開だと思ったけど、予告編で見過ぎてしまってあまり感動はなかったかな…。あとマルチバースのいろんなバットマンや(幻の)スーパーマンが出てきたっぽいけど、昔の作品とかなんだろうな…、くらいにしか思わなかった。マニア向けの映画なんだな、という疎外感をちょっと思った。
正直、歴史改変により未来が変わるとか、マルチバースとかは、そんな安っぽくバンバン出すものじゃないと思う。お互いに決して干渉できないからこそパラレルワールドなのであって、そんな簡単に違う宇宙に干渉できたらパラレルワールドとはいえない。
フラッシュというヒーローや過去の自分と協力する展開のストーリーとかは面白かったけど、最後のオチはいまいちだと思った。ちょっと雑に処理しすぎというか…。
「愛する者の命を救うために過去に行くが、逆に事態は悪化してしまい、それを正すために何度も過去に行くが、そのたびにさらに事態は悪化していき、最終的にすべてを無かったことにする」、みたいなパターンの物語って、一番有名な「バタフライ・エフェクト」も含めて、過去改変ものの様式美みたいなもんだと思う(さらにいえば、真のラスボスが時間軸の違う自分自身だった、とかも)ので、今さらそれをワンパターンだとかは思わないけど、使い古されたパターンであるからこそ、整合性とかストーリーの流れとかキャラの心の動きとかを丁寧にするべきだったのではないかなー、と思った。
一番「なんじゃこりゃ?」と思ったのが、フラッシュが未来に戻る途中で「闇落ちフラッシュ」にどつかれて時間移動を中断させられるところ。そんな風になったら、「アイツは誰だ?」「自分以外にも時間移動できるやつがいるのか?」とか気になるはずだけど、全くそういった疑問をもたないのは不自然すぎる。
あと、自由に時間移動できる能力をもつヒーローというのは危険すぎる。リアルにそんな能力をもつ存在があったら、正義のヒーローだって「その能力は絶対封印しろ。できないなら殺す」って言うと思う。その危険性があまり指摘されないのもナンダカナと思ってしまう。
フラッシュというヒーローは単体でも十分魅力的だと思うので、ほかのヒーローとかマルチバースとかに頼らず、単体作品としての続編がみたいなー、と思った。でも、MCUにおけるドクター・ストレンジみたいな役割になっていくんだろうか…。
とても面白かったが根本的な問題も
演者も設定も違うとはいえ、ドラマ版の「フラッシュ」を観ていないと話がわからないかなと不安に感じていた本作。設定をとてもわかりやすく説明していたので一安心。冒頭、ビルの崩壊から赤ちゃんを救うシーンは、若干コメディテイストが入っていて、フラッシュというヒーローの特性やこの映画の雰囲気をうまく伝えるものだった。
冒頭の救出シーンの後にメインの話が始まる。過去に戻る能力に気づいたフラッシュことバリーが、亡くなった母が殺されることのないよう過去を改変。母を救うことができたが、スーパーマンが倒したはずのゾッド将軍が地球を襲ってくるという話。過去を改変したことで、バットマンは別人になり、スーパーマンやアクアマン、ワンダーウーマンが存在しないという設定が面白い。スーパーマンの代わりにスーパーガールが登場し、別人のバットマンと協力してゾッド将軍を倒そうとするのだが…。
マイケル・キートンのバットマンが登場することは予告編で知っていたが、クリストファー・リーブやニコラス・ケイジのスーパーマンが見られるなんて思っていなかった。ま、ニコラス・ケイジのは映像化されていないから初出しになるのだが、これがまた一風変わったスーパーマンで面白かった。そしてスーパーガールがまたいい。中盤はむしろスーパーガールの映画として楽しんでしまった。
母とのやりとりが感動的だし、最後はなんかいい話として終わる。はー、面白かった。と思ったのだが、根本的なことに気づいた。本作のフラッシュはメインの敵(ゾッド将軍)を倒さない。スーパーガールやキートン・バットマンが殺されるのを助けることができないのだ。こんなヒーローものあり!?と驚いてしまった。違う世界線を見捨てる話じゃないか。
最近のヒーローものは過去に戻る話とマルチバースの話が多すぎやしないか。いろんな人が演じた同じヒーローを観ることができるのは嬉しいのだが、似たような話が多いなと思ってしまう。敵を倒すという単純な話では満足できなくなっている私たち観客にも問題があるのかもしれない。それでもフラッシュはまだ続くから、次作以降も楽しみにしてしまうけれど。
134分あっという間
素晴らしかった
フラッシュの人柄が明るくていい。話はタイムパラドックスや大嫌いな並行世界がテーマなのだけど、今の世界が奇跡的に調和されていて、他の世界は大体ダメみたいなとらえ方なのはいい。だよね、と思う。『スパイダーマン マルチバース』が別世界もそれはそれでやってますみたいな表現なので、対極的だ。
バッドマンがマイケル・キートンなのは泣ける。スーパーマンでニコラス・ケイジもいる。変な古いコスプレのフラッシュが気になる。
よくあるタイムリープ映画
全体的に既視感のある内容。
先が読めるし、展開が飛んでるし、登場人物の思考も飛んでる。
全体的に作りが残念に感じた。
歴代のバットマン俳優が出てきたのは良いけど、これもスパイダーマンのオマージュで残念。。
演者の本気
誰も死なせない!
「スーパーヒーロー映画史上最高傑作」とは本当かいなと、喜び勇んで観てきました。
冒頭のベビー達と看護師さんの救出シーン、ワンダーウーマンのちょろっと出演、フラッシュ同士の掛け合いは面白かったです。
マイケル・キートンのバットマン、サッシャ・カジェさんのスーパーガールももちろん良いんですが、私にはあの救えない結末が悲しすぎます。
いくらゾッド将軍が相手とはいえ、スーパーガールもあっさりやられすぎという感じがしてしまいます。
ゾッドも新しい要素があまりなかったので、出てくる意味が…。
最後の最後で、フラッシュはトマト缶を戻し、母親と涙のハグをして、現在に帰還。
父親の無罪を勝ち取り、アイリスとも食事に行くことになり一安心。
しかし、彼の前に現れたブルースは、またしても別人でした。
この演出はなかなか良いですね。
ポストクレジットのアクアマンは、ジェイソン・モモアでよかったです。
「スーパーヒーロー映画史上最高傑作」は言い過ぎかもしれませんが、私は楽しめました。
映画って
こういう作品に思いがけず出会えるからやめられない。
つまらないと思える作品が続いて辟易していても、一掃してお釣りが来る、そんな作品。
マーベルに比べると特に最近見劣りして垢抜けない観のあるDC、
その中でも華がなく地味な存在のフラッシュ。
実際、私もほぼ印象に残っていないし、劇中でもいじられキャラだ。
そのイメージがどんどん覆され、胸が熱くなってついには涙してしまった。
両親、特に母への思い、そして、それが故のジレンマ、
完全ではないハッピーエンドが心に心地良い疼痛を残してくれた。
とは言え、流石にマルチバースには食傷気味。
ストーリーもどこかで観たような気がしてしまった。
その分、評価は~星半分。
バットマンは相変わらず重厚で存在感抜群だし、
ちょっとだけだがワンダーウーマンの麗しい勇姿が見られたのも嬉しかった。
バットマンはキャスト変更の前振りなのだろうか。
ワンダーウーマンの前作は正直イマイチだったが、単純明快な形で復活させて欲しい。
エンドロール後のアクアマンも良かった。
当然続編があるだろう。
期待して待ちたい。
なかなか面白かった。
ジャスティスリーグで雑用担当(自虐)として忙しい日々を過ごしているフラッシュ。
そんな彼は妻(フラッシュの母)殺しの無実の罪で服役中の父親がおり最終裁判間近。
ムシャクシャして目一杯走ったら光速を超えて時間旅行できる身に。
そこでバットマンことブルースに過去に行って母親を助けたいと相談するが、
バタフライ効果で歴史が変わってしまう恐れを
忠告されるがちょっとだけなら大丈夫かも?と
過去に介入してしまう。
案の定未知の敵に襲われて混沌の中に。
一見普通に見えるが昨今流行りのマルチユニバースがもつれたスパゲティの様な世界に。
果たしてフラッシュと父親の運命や如何に。
冒頭からバットマンとフラッシュの強烈なアクションから入りワンダーウーマンも参加。
最後はスーパーウーマンやスーパーマンも。
混沌世界では色々な映画を見ていると分かるネタやギャグなどもあり暗い雰囲気ではなくコミカルな所も多い。ちょい役で他のジャスティスリーグメンバーも出るし。
内容全体に関しては倫理含め考えさせられる事も多い。迂闊に過去に介入しては行けない。
過去に囚われるより今ある自分、今やらないと行けない事に集中するべき、と言う所に落ち着いたのかな?
因みにCGの進化は凄いね。一瞬本物かと思ったよ。ただ綺麗すぎるので分かる部分もあるけど。
費用対効果の高い、サイコーなポップコーンムービー
2017年の「ジャスティス・リーグ」以来の登場で、日本では馴染みが薄いフラッシュ君だけど、いやぁ傑作でしたよ。暗くて重いイメージのDCにしては、テンポが良くてワクワクドキドキユーモアたっぷりの痛快作でした!
オープニングでしっかりキャラや立ち位置の設定が盛り込まれているから、 ザフラッシュ のこと知らなくても充分楽しめます。マルチバースモノってなんでもアリで苦手だけど、家族愛がテーマだからストーリーに必然性があってよかった。まるでバックトゥザフューチャーなんだけど(笑)わざわざパロってて笑いました。もちろんVFXも世界最高峰で。
マルチバースを逆手にとった、大物俳優たちのカメオ出演にもびっくり!みんなヒーローになりたかったんだね。新旧バットマンも見れて嬉しい。もちろんエンディングは席を立たないように。
費用対効果の高い、サイコーなポップコーンムービーでした😆
フラッシュのキャラ設定の勝利
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