「これが最後かもだけどジャスティス・リーグの面々が元気そうでホッとした。」ザ・フラッシュ 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
これが最後かもだけどジャスティス・リーグの面々が元気そうでホッとした。
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文句から先に書くと、いくらなんでもクライマックスの戦いをただだだっぴろい平原みたいな場所に設定するのは、DC系に多いとはいえ、さすがに手抜きに見えてきた。マルチバースやタイムトラベルのルールはかなりザルに思えるが、それは勢いで楽しませてくれるなら構わない。むしろ鳴り物入りで登場したスーパーガールが残念な扱いだったり、ちょっとキャラが変わったマイケル・キートンのブルース・ウェインがティム・バートンのブルース・ウェインには思えず、じゃあなんでキートン呼んだよ?ってなったり、ブランドン・ラウスとかちゃんと出してくれないのにニコケイのバットマン出すのは、オタク向けのイースターエッグにしかなってなくない?って思ったり、総じてファンサービスなのか雑なのかがよくわからない。
いいところとしては、劇中の演技に限って言えばエズラ・ミラーの一人二役はとてもよかったし、キートンもサッシャも、ほかのキャストもおしなべて良い。あとこちらの現実世界ではしゃっきりしなかったジャスティ・リーグの面々が、劇中ではちゃんと活動を続けていたこともホッとした。まあそれもこれも今後どうなるんだって話ですが、そっちは経過を見守るしかないんで、散らかして散らかしてムリやりまとめたふうにするのはそろそろ打ち止めにしてただきたいです。
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