劇場公開日 2023年6月16日

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「圧倒的な面白さ」ザ・フラッシュ Mさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0圧倒的な面白さ

Mさん
2023年6月24日
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正直観る前は本作に対してかなりイラついていて、マイケル・キートン/バットマンとゾット将軍の再登場が予告され、本作を楽しむにはマイケル・キートンの「バットマン」、「マン・オブ・スティール」、「ジャスティス・リーグ」、更に言えばそれに付随するDC映画を観なくてはならない事になる。
1本の映画を楽しむのに何本映画を観なくてはならないのか?こんな狂った事をいつまで続けるのか?いい加減にしてほしい。

ただ、もし上記の映画を全て観ているなら、今すぐ劇場に駆けつけてほしい。本作にはそれだけの価値がある。

本作最大の勝因はオープンニングから、悪ふざけ全開の唖然とするエンディングまで全編を突いている笑いにある。(ハラハラドキドキのアクションシーンでもその手を緩める事をしない。)
この全編にちりばめられた笑いが作品のリズムを作り、観る者を一瞬たりとも飽きさせない作りになっている。

「IT」を撮った監督のコメディセンスは嬉しい驚きだが、恐怖と笑いは紙一重であり、優れたホラー映画とは常に笑えるものであるならば、当然の結果なのかもしれない。(因みに「IT」は全然笑えない、退屈な映画だったが・・・)

それとクライマックスのカタストロフィ
のシーンは大変素晴らしく、感動すら覚えるレベルであり、必見である。
DC映画ファンは是非ともスクリーンでその目に焼き付けてほしい。

最後に、本作で初登場となるスーパーガールだが、スーパーマンの衣装を女性が着るだけであんなにエロくなるなんて嬉しい発見であり、こちらも目に焼き付けてほしい。

M