「最高に楽しい!面白い!」ザ・フラッシュ humさんの映画レビュー(感想・評価)
最高に楽しい!面白い!
思う存分に、シュール&ユーモアがバッサバッサとトッピングされ、ベースに感じる甘味と苦味のちょっと複雑な味の家族愛。
気がつけば、平和への想いと支配の愚かさがアクセントに刻み入れられていて、手がこみとろりと濃厚なのに、不思議に誰でもたのしめるカジュアルさでいけちゃう。
だけどしっかり広がった旨みがじわじわと記憶に残るから、あーおいしかった…とつぶやいちゃうようなそんな作品。
フラッシュの超ハイスピードに乗り、東西南北、天と地、現在と過去を駆け巡るビッグエンターテイメント。
名だたるヒーロー、ヒロインへの興奮はもちろんのこと、フラッシュに感じる1番の魅力。
それはフラッシュの変身前の人間性がみえるからなんじゃないかな。
エズラ演じるバリーが、ちょっと奥手な青年も元気あふれる学生時代もピタリときめてくれる愛されキャラよ👍
それがフラッシュの強さと重なったとき、こころがぎゅーんと弾むのだ。
ノスタルジックな部分の緩やかさとテンポよくダイナミックにみせる部分のランダムなリズム感が波間に身を任せているみたいに心地よい。
もちろん劇伴の壮大さもご馳走様です。
鑑賞後、おつりはいらないよといいたくなるほど、五感が満腹で大満足になるかも。
いちばん最後まで観てね〜
そうそう、おっしゃるように、タイムリープに「ノスタルジー」は欠かせない要素ですね。
自分が生まれる前のその土地に行くとか、後にヒーローに生まれ変わる人間の子ども時代を訪れるとか、未来の変わり果てた街を見てしまうとか。