劇場公開日 2016年6月17日

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帰ってきたヒトラーのレビュー・感想・評価

全210件中、181~200件目を表示

4.0歴史は繰り返す?

2016年6月26日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

なかなか笑えるヒトラーではあった。

ガソリン臭い⇒自殺直後のヒトラー?

今作のヒトラーは背が高く、ちょっと違和感を感じるのだが、観客が鎮まるまで沈黙を保ち、やおら演説をぶるあたり、今、ヒトラーが蘇っても、十分大衆を引きつけそうな気がした。

「大衆が私を選んだ」と言うくだりは、現代にも通ずる話だ。
「ヒトラー」なる者は映画で楽しむだけに留めたい。

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kita-kitune

3.5映画って面白いだろ?って言われてるような

2016年6月26日
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鑑賞方法:映画館

フィクションとドキュメンタリーが混ざってるような演出(ホントに混ざってるのかもしれないけど)で映り込んだ人の目に黒線が入っていたりモザイクになっていたり、犬を撃ち殺したりヒトラーがネオナチに殴られたりする。ユダヤ人の認知症の老婆が、ヒトラーに向かって突然目をひん剥いてハツラツとブチ切れる。全てジャーマンギャグなんだろうが、その微妙なさじ加減を肌で理解することはぼくには出来ない。どの演出にも反応して笑えるところが多い。

イギリス人が観たら?ロシア人が観たら?ユダヤ系の人は?とまず考えてしまう自分は頭でっかちなんだろうが、少なくともドイツではスマッシュヒットを飛ばし、日本でも上映館は少ないが、土曜の21時40分の回でほぼ満席なところを観ると、誰もが学校で習った絶対的な悪人に興味があり、どこか右翼的な思想に羨望の眼差しを持っているところが興味深い。本気で今ヒトラーのような魅力的な独裁者が現れたら?この問題提起は日本に置き換えることもできる。

「大衆が私を選んだのだ」というようなセリフがあるが、これはヤられる。かつてドイツ人はホロコーストも敗戦も全てをヒトラーの責任として葬り去ろうとしたが、それを激烈にむし返す言葉だ。ユダヤ人を追いやったヒトラーと、難民を排斥する現代人は同じだよねっていう描かれ方も面白い。

ヒトラー役の俳優がパワフルで引き込まれる。距離感を持って観なくてはいけない!おもしろい!どうしよう!という変な緊張感が楽しい映画でした。

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shoz_

5.0心酔しそうになった方々はエンディングで浄化を

2016年6月25日
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笑える

楽しい

怖い

イギリスEU脱退のタイミングでした笑

ヒトラーの思想を受け入れたのは国民であるという、
全体主義と民主主義の本質を突いていたと思う。
単なるパロディーではありません。後半からは笑えません。戦争を経験した世代の後退による最近のファシズムの台頭への警鐘を鳴らしているようにも思いました。なにより世代により認識が違うはず。

発見できた他映画のパロディ部分

・ヒトラー登場の仕方がターミネーター(黒い球体で出現)

・ザヴァツキがお母さんとパソコンで動画を
確認している時の背景の「back to the future」のポスター。

・そしてそもそもザヴァツキ自体マーティー=マクフライの格好じゃね?って笑 監督ファンなんですかね笑

いい映画

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平一

4.5イギリスがEUからの離脱決定となった日に見たら・・・

2016年6月25日
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鑑賞方法:映画館

イギリスがEUから離脱を決定した日に観ました。

人々の考え方の多様化や、格差社会、移民問題など多くの苦悩を抱える現代。

決してヒトラーは肯定されるべきじゃないけど、その主張が現代の大衆が求めているものとあまり変わらない。

現代人が過激に主張することが高じて行くとみんなヒトラーみたいになるのかもしれないな〜

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熊親父

4.0あんたたちが選んだんだろう

2016年6月25日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

かの大戦の責任をナチスにかぶせてしまったドイツ国民が作った映画。ホロコーストの生き残りのお婆さんが怒り狂うまで映画の行く末が心配なぐらいだった。
我が闘争の発禁解除がニュースになるぐらいセンシティブな話題なんだろうと思っていたのに、ドキュメンタリー風の場面は意外な展開。
まじめなザバツキ君は事実を背負いきれなくなって入院か。

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HigeKobo

3.5笑えないけど面白い

2016年6月24日
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ブラックジョーク。どこからが本当でどこからが嘘なのかわからない。
最後、ヒトラーを本物だと信じたAD君が精神を病んでしまったのに考えさせられた。
平日の昼間の回で観たけど結構はいっていた

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ツン子

4.0終盤は引き込まれる♪

2016年6月24日
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映画の演出とかは今風で好みが別れるかも。SNSとかを使った表現は日常で見飽きてるからあまり好きじゃない。最初は外国なユーモアが笑えずマネーモンスターの二の舞か?と思った。
でも、ほんとに最後の方は映画の世界に引き込まれる。みたあとは清々しかっのでこの評価。
でも社会的な映画を期待してるとがっかりするかもしれないかもなぁ。。

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やっちん

4.0ホフマン物語の舟歌が印象的

2016年6月23日
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鑑賞方法:映画館

とても笑ってられない喜劇。イントロのホフマン物語の舟歌が印象的。

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kthyk

4.5あぶねーあぶねー

2016年6月23日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

難しい

ウッカリ彼の演説に引きこまれました。

その人物がどういう人間かわかっていようといまいと、
強大なる吸引力には逆らえないのだ。という
実体験ができます。

全体主義。
ハンナ・アーレントの言葉、
「悪は悪人が作り出すのではなく、思考停止の凡人が作る。」

なるほど、ホロコーストは、こうして、起きたのか。
納得します。

彼も彼の周りのクセのある人々も、わたしたちを
笑わせてくれますが、ふと、遠い国で起きていた他人事が、
他人事でないと気づいた瞬間、笑いは止まります。

よく、こんな映画つくったな。

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chibirock

4.0なにが正義でなにが悪か

2016年6月22日
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いまのEUの状況と照らして考えさせられました。

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movieholic

4.0なかなかです

2016年6月22日
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鑑賞方法:映画館

満席だ。もっと上映すべき映画だ。

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sekitaii

4.5総統面白い

2016年6月22日
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鑑賞方法:映画館

ヒトラーのカリスマ性が心の中にジワジワ歩み寄ってくるような作品。そして現在の国際情勢に対する風刺であり警告だった。
随所に笑えるシーンがあったり、逆に全く笑えないシーンがあったりと上手くヒトラーの思想へと誘導されてるような感覚に陥る。

作品としては面白いんです。でも恐いんです。
笑ってた自分自身も恐くなる…

とあるシーンなんですが、まるで『ヒトラー 最期の12日間』に出てきた総統地下壕の会議のようで笑えるのに笑えない恐さがありましたよ

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豆

2.5居心地悪い

2016年6月22日
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鑑賞方法:映画館

現代に至るも最大のタブーであるヒトラー礼賛。ギャグであれカリカチュアであれ、やっぱり居心地悪い感覚がずっと貼りついていた。なんだか、そんな反応を見透かしてへらっと笑っている制作者の(ちょうど登場するアホなテレビ屋のような)思うツボにはまってしまっているようで、やはり居心地悪い。

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くーにー62

5.0気づかないうちに

2016年6月21日
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経済を良くし、子供たちの住みよい社会を作り、安全な国に、そして私が国家の最高責任者であるというあたり、今の日本にそっくり

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kurinyan

5.0ホラーよりもホラー

2016年6月21日
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ヒトラーが現代に蘇ればこうなるかもという原作は傑作小説であるが、映像で見ると様々あるホラーと呼ばれるコンテンツよりもホラーであった。
様々あるホラーは空想ストーリーがほとんどであるが、本作はリアルよりのストーリーであったため怖さが潮の様に増していった。もちろん笑い要素もあったが。人間的にくる怖さの要素の方が強い。 そして現代(いま)の状態とは…

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闇空光神

2.5一切笑えなかった

2016年6月20日
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この映画がドイツで作られてることが戦慄を感じる。今でもヒトラーがいまでも生まれる土壌がドイツの政治状況にあるということ。そして日本でも

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チキさ

5.0深く突き刺さる

2016年6月20日
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一昨日からチケットが完売していたのも、
なるほどと頷ける。
これはドイツの映画ですが、なぜか日本人の自分にグサグサ突き刺さりました。

初めから最後まで、つっこみどころが満載。
劇場で、こんなに笑ったのは久しぶりです。
でも、こんなに笑えるのに、凍りつく気持ちになるなんて…。

ヒトラーが、あちこちで市民と語り合うシーン。
現代も1933年も同じだったのか?
魅了されていく人々の反応に、
世界中で起きてる極端な民族主義の台頭を思わずにいられませんでした。

ヒトラーのセリフに圧倒されました。
スクリーンの向こう側のヒトラーから、大きな宿題を突きつけられたような気持ちです。

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becosongs

4.5カリスマに酔った…

2016年6月20日
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すごい映画ですよ
コメディなんてとんでもない!
笑える所は盛りだくさんなんですけど…

ヒトラーのカリスマ性に映画の中なのにグイッと引き込まれます
映画ですらこんな状態になるんですから現実のヒトラーは物凄かったんでしょうね

タイムスリップ物は現代人が過去に行くより過去の人が現代に来る物語の方が感情移入しやすいですね

劇中ドイツ人の語るに語れない本音が同じ同盟国だった日本人として共感しちゃいます

あとテレビに対する批判は日本も同じですよね?!

日本映画界でも東条英機を題材に似たような映画を作ってくれないかな〜

上映館は少ないですけど映画館に足を運べるなら行く価値はありますよ

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Aldebaran

4.0面白い。ヒトラーは小男ではない。

2016年6月20日
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戦後70年経ち、ヒトラーを語るタブーも小さくなってきているのだろうが、この映画を撮れるのだから、ドイツはすごいな。

コメディーとしてかなり面白い。
ドイツでは料理番組が面白くいじれる何かがあるんですね。劇場のドイツ人たちもそこはすごくウケてた。

ヒトラーについてそう詳しいわけではないが、それでも相当な魅力的な人物だったのだろうとは想像ができる。
彼の演説で、爽快、希望、焦燥、優越、挑戦、を刺激されるのがわかる気になる。
環境が整いそこにヒトラーのような才能が現れれば、歴史は繰り返されるのだ。
今は1935年あたりと雰囲気が似ているのだろう。狭義のナショナリズムが刺激されるという意味で。劇中でもそんなことを言っていた。

ラストはとても良い。

ひとつだけ、違和感があった、ヒトラーは小男だと思っていたのだが。劇中のヒトラーは高身長ですね。
と思ってググってみるとヒトラーは175cmで、ドイツ人とはいえ小男ではないかな。
チャプリンの影響で小男だと思っていたと気づいた。

全国16館だけど、多少遠くても鑑賞お勧めです。

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SUZUKI TOMONORI