「国家の成れと感性」帰ってきたヒトラー toraさんの映画レビュー(感想・評価)
国家の成れと感性
先ず始めに、これ程のタブーを切った映画はなかったように感じる。
何故、この作品を世に放ったのか。
それは間違いなく、今のこの情勢が、この国家間が、この当たり障りない感じが、生み出したのではないだろうか。
ナショナリズムは加速し、一昔前、大東亜という体を掲げたこととは奇しくも逆行している。
ただ、ナショナリズムの先には、また同じ反発を繰り返すだけだ。
答えは、誰にもわからない。
確かなことは、作中にも出てきた、国民がいて、それを弾き、国を成す、ということだ。
混沌の今、意外にも真っ直ぐの心は、大衆に涙させ、そして、狂気をも生み出す。
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