「タイトルなし(ネタバレ)」好きにならずにいられない きくさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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第二次世界大戦オタク
アジア料理オタク
ヘビメタ好き
内気で外見に無頓着な彼は、周りの大人に偏見を持たれたり、いじめられたり。子供には好かれる。大人になればなるほど、何か人やものを見た時、周りを囲む情報で判断してしまい、そのものを見るという事が難しくなってゆく。子供は、相手の目を見て、その奥の心が見えるのかもしれない。
主人公フーシが、シェヴンに出会い、惹かれ始める。
臆病ながらも、静かに自分を押し上げてゆく様子が良かった。精神的に病み浮き沈みの激しい彼女を支え初め、徐々に彼の魅力が引き出されてゆく。自分を1人の人間として対等に接してくれた彼女への、恩返しのような一つ一つの行動に、大きな愛を感じた。愛って、いいなー
外に出ることすら億劫だった彼が、エジプトへひとり旅に出る。彼女と行けなかった寂しさ、初めての旅への緊張、少し何かが吹っ切れたような清々しさ、最後の表情にさまざまな感情を見た
心が潰れるような辛いこと。心が沈む出来事。出会い、そして、別れ。全ては、臆病だった彼が新たな人生を歩むためのプロセスを描いた物語。
フーシは、どんどん幸せになっていくだろう
はじめの一歩を踏み出す難しさ、それを乗り越えたのだから
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