「【自給自足のサバイバル生活を送るノーム・チョムスキーを信奉する含蓄ある、且つ野性味溢れる家族の素敵なロードムービー。】」はじまりへの旅 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【自給自足のサバイバル生活を送るノーム・チョムスキーを信奉する含蓄ある、且つ野性味溢れる家族の素敵なロードムービー。】
- サバイバル生活を送っているといっても、この家族はノーム・チョムスキーを信奉するだけあって、知識レベルは半端なく(子供は皆、六か国語を話す)、アスリート並みの体力も兼ね備えている。-
・まずは、この設定が魅力的で秀逸である。
■ヴィゴ・モーテンセン演じる父ベンは、コーラを”毒液”と呼びジャンクフードを拒絶する。
今作は、そんな家族が母親の告別式に出席するために、2400キロ離れた地に旅に出たことから巻き起こる騒動を描いた素敵なロードムービーである。
・街に出て、初めて経験する事柄により子供たちがカルチャーショックを受けつつも成長していく姿を描く物語でもある。
(特にジョージ・マッケイ演じる長男、ボウドヴァンの姿が印象的。ラストも彼がきっちり締める)
・岩壁をほぼフリー・ソロで登って行く家族。
ー こんな家族、観た事が無い!-
・そして、キャンプ地ではハイレベルな学術的な会話を交わす子供達と父親。
<今作は、元登山を愛した、アウトドア好きには、堪らない作品である。
現代の一般的な生き方にある意味刺激を与える秀作でもある。>
<2017年6月24日 劇場にて鑑賞>
コメントする
ゆ~きちさんのコメント
2023年5月11日
この作品、めちゃくちゃよくできてるし、現代教育に一石を投じるくらい影響力あってもいい作品だったのに、そこまでヒットしませんでしたね。
アカデミー賞とか取らないと、日本人は洋画観ないからなぁ…。