インパクト・アースのレビュー・感想・評価
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あまりの評価の低さに愕然‼️
全体としてはB級でハードSFとしては明らかに足りてないと云えるが、エンタメとしては十分な盛り込みでしょう🎵😌この映画に目くじらたてる気が知れない。頭を空っぽにして楽しみましょう☝️
早期発見が鍵
天体衝突のSF映画はメジャーからB級まで今までに30本以上作られているが1998年の「アルマゲドン」や「ディープ・インパクト」が双璧でしょう。本作はいわゆるB級映画の部類ですから人間ドラマの方で尺を稼がなければならないので一工夫、主人公は元はNASAの研究者ですが被害予測を誤った前科もちというハンデを背負わせました。
それによって夫婦仲も破局寸前と気を揉ませます。狼少年ではありませんが危機を唱えても妻はけんもほろろなのに息子だけは父を信じる健気さは良いですね。ただ、恋愛感情は無いと言うのに教え子とのキスシーンは濃厚すぎて下心丸見えでしたね、ダメ親父の側面を描く必要があったのか疑問です。
核ミサイルで粉砕というのはこの手の映画の定石ですが地球連邦的な大掛かりな作戦はこれまた予算がかかるので民間衛星会社の作った対策装置が功を奏すると言う仕掛けです。
異端の科学者が登場して危機を救うと言うのもこの手の映画の定石ではありますが金属体を隕石や小惑星にぶつけて軌道を逸らす案は真面目に研究されていますから嘘ではありません。ただ、映画のビリヤード方式を実現するには観測、軌道計算など準備時間が明らかに不足でしょう。
奇しくも映画公開の翌年にNASAに地球防衛調整局(Planetary Defense Coordination Office)が新設されました。直径140m以上の危険な小惑星の数は2万8000個以上もあるそうで全ての軌道が読み切れていないのが実情だそう、宇宙関連の世界中の学者から構成される国際宇宙航行アカデミー(IAA)の主催で対策の為の国際会議などが開かれ、アマチュア天文家を含め早期発見への取り組みが行われていますから映画のプロットは啓蒙的な役割を果たしているのかも知れませんね。
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