劇場公開日 2016年10月21日

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「前向きで陽気な開拓者精神の宇宙活劇」スター・トレック BEYOND りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)

3.5前向きで陽気な開拓者精神の宇宙活劇

2016年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

5年に及ぶ宇宙探査行で迷いが生じたカーク艦長(クリス・パイン)。
下船を望む矢先に、未知の脱出ポットに乗った異星人女性を救出することになった。
彼女は、未知の星雲の中で、仲間が人質になっている、助けてほしいと請う。
近くで出動できるのはエンタープライズ号のみ。
休暇中のクルーを集めて、件の異星人女性とともに、謎の星雲に向かう・・・

といったハナシは、前2作がシリアス・重厚に傾いていたのとは裏腹に、かなりB級の要素が多い。
まぁ、そもそもが『スター・トレック』シリーズは、西部を旅する幌馬車を宇宙戦艦に置き換えた活劇であるので(なかには思索的エピソードもあるが)、今回のストーリーはオリジナルのスピリッツに近い。

その上、前作には欠けていたユーモアも巻頭から炸裂し、謎の惑星に到達前にひと山場の戦闘シーン、そして、惑星に到達してからもクルーたちを散り散りにしてクルーたちの個性を引き出している。
そして、当然のことながら、主要クルーたちが殉職することなどない安心感でテンポよく進んでいくあたりは、かなり好感が持てます。

「宇宙、それは人類に残された最後のフロンティア」といういつものモノローグで始まりながらも、何分かの後には「宇宙には未知などない。ただ、隠されているだけだ」という前向きな陽気さ。
さらに、未知の強敵と思われたものが、実は・・・というのも、定石的だが、よろしい。

りゃんひさ
poluruさんのコメント
2016年10月24日

おいおい、あらすじ書いちゃってますよ。

poluru