劇場公開日 2016年8月26日

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「普通に面白い、前作同様安心して楽しめるマイケル・ベイ印作品でした」ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影(シャドウズ) スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5普通に面白い、前作同様安心して楽しめるマイケル・ベイ印作品でした

2016年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

マイケル・ベイ印の映画は、やっぱりこのぐらい中身スカスカだけど単純に楽しい映画じゃないとね。
前作と監督は違っても、何の違和感も無く楽しめる、まさしくこれぞ安心安全のマイケル・ベイ印作品でした。
アクションシーンなんか、まんまトランスフォーマーだったりするのが何か笑っちゃいますよね。
でもこんなのを見たくて見に来ている訳ですから、何だかんだで大興奮の2時間弱でした。
全く後を引かない、余韻の無さもいつも通り、まあこれを見ても何の得にもならないけど、とりあえずスカッとしますし、家族で子供と見るにも最適の映画と言えるでしょうね。

しかしストーリー展開が、今回はとんでもなく雑だったなぁ。
いやぁ、まあベイさんの映画はいつも大体雑ですけど、今回は最強クラスに雑だったような。
それでも面白いと思える映画にしてしまうのが、ベイさんのベイさんたる所以でしょうか。
前作のジョナサン・リーベスマンにしろ、今回のデイブ・グリーンにしろ、賞賛も非難も監督にはほぼ来ないと言うのは、やっぱりマイケル・ベイの存在感と、どう見てもベイさんが監督したとしか思えないぐらいベイ印の作品だったからなのでしょうね。

でも前作よりも今回の方が、カメでニンジャなタートルズ4人のキャラ立ち具合は上だった気がしました。
前作も皆それぞれ個性に合ったアクションをこなしていた印象は受けましたが、いまいち顔と名前が一致しない部分もあって(原作やアニメは見てないので)、感情移入度は少々低めだったのですが、今回は4人の性格や個性がより見る者に伝わり易く描かれていて、チームだけでなく個の方にも感情移入しながら作品の中に入っていけましたね。
だからこそ、最後は前作以上により爽快な気分に浸れた気がしました。
ちょっとチャラいけど、彼らの生き方こそ本物のヒーローと言えるでしょう。

逆に敵側はやや微妙だったかな(苦笑)
最強の敵クランゲはアレでいいのか、壮大なシチュエーションの割りにちょっと拍子抜けした部分もあったかなと。
シュレッダーの末路も同じく・・・(若干笑えましたけど!)
むしろビーバップ&ロックステディのおバカ2体の方が、いろいろと印象には残りました。
あと笑いに関しては、しょうもないギャグも多かったですが、前作よりも個人的には笑えました。
ミーガン・フォックスも、相変わらず美しくてセクシーで華を添えてくれましたね、やっぱりミーガンはベイ作品が一番似合う。

スペランカー