神様メールのレビュー・感想・評価
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眠かった
神様の扱いが非常に斬新と言うか雑で、面白いやり方だと思ったが、お話が退屈でウトウトした。実際神様がいるとしたらあんな感じする。
神様の娘が、それほど熱心に使徒を集めたがっている感じもしないし、全体的にどうでもいい話をこね回している印象だった。特に、殺し屋が妻子もいるのに、今まで誰も愛したことがなかったというのはひどい話だなと思った。そういう人もいるかもしれないけど、せめて子供は愛してあげて欲しい。片腕の女を愛したと言っても一目ぼれみたいなもので、恋と愛の区別もないような浅いものにしか感じられなかった。
余命があるから命がけの危険な挑戦をする若者がいたのだが、余命は余命で、寝たきりのまま長い余命を生きることは考慮にいれないのだろうか。
娘の女の子がたいへん可愛らしかった。
思ったほどでは
誰でも考えつきそうだけど、設定は面白い、けど前半長すぎ。まあ、ファンタジーだから言っても仕方ないけどほぼ全て辻褄が合わない事ばかり。女神もあれじゃなあ〜。
でもなんか憎めない作品。監督は新約聖書に物申したいだけなのかもね。
これも公開規模が小さいのも頷ける。
新しい・新約聖書
みんなが自分の持ち時間を知る、そこからこの福音が始まります。
でも、残り時間を知っても今まで通りに生きると決心する人もいます。こういう人が一番幸せな人なのかどうか…
残り時間を知って、突然人生が変わる人もいます。もちろん、こちらが多数派でしょう。
余命を試す人もいます。
メールアドレスがなくて、メールをもらい損なった人もいます。
死を見つめて生きてはいないのですね、普通我々は。
心臓のの響きで一人一人の音楽がわかるって素敵でした。人生の隠れテーマのよう。
60点
「ミスター・ノーバディ」の監督なんや!驚
ベルギー産の優しいファンタジー(ローテクw
死という端的な局面に遭遇した時に人はどうしようもなく「孤独じゃない」と知らしめる様。世界は愛で溢れているのだと
映像表現がいい
映像表現が面白くていい。
俳優の写し方やストーリーの見せ方が印象的な作品だった。
とりあえず神様が弄んだ結果、弄ばれるっていうなんか教訓めいたストーリーもまずまず面白かった。
物語のはじめの方でブリュッセルを神様が作ってるシーンはなかなかシュールで面白かった。
その後の構成も間延びしたところもなく面白かった。
まさにファンタジー。カトリックの地で、よく作れたな
いやぁ、神様サイテー。って言うか、こう言う設定と描写は、キリスト教的に大丈夫なのか?と心配になりました。インターネットの巨大百科事典によれば、ベルギー国民の約58%(2012年)はローマ・カトリックですし、外務省のベルギーに関する基礎データでも『キリスト教(カトリック)が大勢』とあるんで、こう言う描き方にはかなりの反発が有るのでは?と思うんですけどね。でもなぁ、ベルギーでは累計興行収入が『マッドマックス 怒りのデスロード』を超えたそうですので、特に抗議行動もなくと言うことですよね。あまりにも荒唐無稽なので、大丈夫だったんでしょうか?
えーと、この作品の公式HPの【ストーリー】の最後に「小さな奇跡が呼び起こす、神様のパソコンから人類への[最高にハッピー]なメールとは?」とありますが、マヂ「え゛?そうだった?」と思います。いやぁ、面白くないわけではないんですが、そう言う内容じゃないよね?まぁ、ハッピーエンド(?)なのかもしれませんが、その描写はいただけません。
原題が『Le tout nouveau testament』ですが、これは日本語で言うと、“新・新約聖書”と言う事で、それがわかると(そして、聖書の成り立ちもわかると)この映画の組立が理解できます。
ぶっちゃけ「結局、何が言いたかったの?」と思う気持ちはありますが、ファンタジー作品なので、これでも良いのかも。なんかやたら“愛する”とか、“人を思う”見たいな事が描かれていたような気もするので、ベースに有るのは“愛”“思いやり”なのかもしれませんね。
それと、カトリーヌ・ドヌーヴには驚き。彼女、ああ言う役もやるんだ。
シュール?で飽きはしない。
監督の前作『ミスター・ノーバディ』を割と気に入ってたので、事前情報はほぼなしで観に行ったのだが、ニュートラルに思ってたんと違うって感じだった。タイトルからハートフルストーリーか何かかと思ってたら、コメディだった。
神は最初にブリュッセルを作った…でつかみはOK。笑いあり、ゴリラあり、涙は分からん。
神の娘である主人公が、まるで糞野郎な父(神)から逃れる青春家出譚でもあり、六人の使徒も子供の頃の体験が寿命までの行動の下敷きになってる節もある。子供から大人になるってのはどういうことなのかを、神の子が問い直してる…と言えなくもないかも知れない。しかし問いも答えもスッキリしないので、だからどうという感想もないのだが。
それにしても神は嫌な奴で、人間界に来てからは酷い目に会うのはコメディとしてお約束なのだが、神の言葉を説かれて俺はそんなこと言ってないと返しても変な目で見られては酷い目に遇いまくるのは、段々可哀想にもなる。
話の筋は意味分からんことだらけだけど、発想がぶっ飛んでいて観ていて飽きない。強く勧めるような作品だとは思わないが、観てみても損はないと思う。個人的には結構好き。
すべてが上手にまとまって、心が軽くなってしまう、素敵な作品
観終わった瞬間に、このあとも、2回、3回と観たくなってしまった作品でした。
ストーリーは、作品紹介の通り、「もしも、自分の余命を知ってしまったら」、で始まりますが・・・・・、
普段、私たちも、実は、心のどこかで気にしてしまっていることを、上手に描き上げてくれた作品だと思いました。
素材の組み立てが、どこまで行っても、奇想天外なのですが、不思議と、すべて、お腹に収まってしまう・・・・・、
ちょっとやそっとでは思いつきそうもない、凝りに凝った、笑いのセンスが、びっくりするくらい、心を軽くしてくれました。
映像も、本編からエンド・ロールまで、フランス語圏の作品らしい、濃淡を生かした繊細な色彩でもてなして・・・・・、
また、時代に取り残されてしまった家電製品や家具と、「先進国」ベルギーの現在の街並みとを、対比させたり、
さらには、破天荒なお父さんと、物静かなお母さんを並べることで・・・・・、
普段、無理をしてでも、常識を外さないように頑張っている私たちに、温かいエールを送ってくれているような気がしました。
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