劇場公開日 2016年5月27日

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「【”意地悪な神はPCで世界を作る。そして余命を知った人間達が抑圧から解放され行った事。”今作は、前半はシュールな展開ながらも、ハッピーなエンドが心地よきファンタジック作品である。】」神様メール NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【”意地悪な神はPCで世界を作る。そして余命を知った人間達が抑圧から解放され行った事。”今作は、前半はシュールな展開ながらも、ハッピーなエンドが心地よきファンタジック作品である。】

2025年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 北欧映画が好きである。幾つかの作品で描かれるシニカルでシュールな世界観は、勝手に日照時間が短いからだろうと思っている。
  リュ―ベン・オストランド監督の、観ていて居心地が悪くなる諸作品や、ロイ・アンダーソン監督のクスリと笑える掌編で構成された作品もそうである。
  今作も、そういう映画の中に入るだろうが、ラストのハッピーエンドな展開はナカナカである。-

■ブリュッセルのアパートに家族と一緒に住む意地悪な神様(ブノワ・ポールヴールド)は、パソコンで世界を支配していた。ある日、10年間もアパートに幽閉されていた神様の娘・エア(ピリ・グロイン)はそのパソコンから人々に余命を知らせるメールを送り、人々は喜んだり、悲しんだりして、日常が崩れていく。
 エアは人々を救うため、彼らの悩みを解決していくのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・前半はシュールな展開である。何しろ世界を意地悪な神様がパソコンで作っており、妻である女神(ヨランド・モロー)は、能力を封じられているのか、刺繍などをしているのである。

・だが、エアが人々に余命を知らせるメールを送った事で、彼らは抑圧していた想いを開放していくのである。
 片腕を幼い時に失い、義腕を付けているオーレリー(ローラ・ファーリンデン)は、殺し屋フランソワから撃たれるも、その腕のお陰で助かり、彼はは彼女に恋をして、二人は”最後の晩餐”の12使徒に付け加えられるのである。

・夫との仲が冷え切っているマルティーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、夫との関係を見限り、ゴリラと生活をし始めたり、(で、使途になる。)余命僅かを告げられた少年ウィリー(ロマン・ゲラン)は、念願の女の子になったりするのである。

■意地悪な神様が、エアを探して洗濯機の中に入って世界に出ると、彼は今までの所業の為か、次々に酷い目に遭って行くのである。クスクス。
 そして、”最後の晩餐”の使徒が18名になった時に、女神は初めてパソコンの前に座り、再起動でログインし、ハッピーな世界を作って行くのである。

<今作は、シュールながらもハッピーなエンドが心地よきファンタジー作品なのである。>

NOBU
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