劇場公開日 2016年5月27日

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「男的なものの終焉」神様メール 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0男的なものの終焉

2016年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

難しい

笑える所もあるし、楽しい展開もあるけど
本当の所を理解しようとすると、結構難しい作品かも〜〜

神様が単なる横暴親父と言う設定は
男性中心社会の行き詰まりを感じさせる。

特権階級男性=神様によって行き詰まった社会を救うのは
主人公の少女や少年であり、ホームレスの男性であり
心を病みかけている男女であり、
何より全く存在を無視されている奥さんだったり、
何の特権も力も無い人々。
その構図がやっぱ面白いよね〜〜。

日々の世界の酷い出来事の連続に
ともすれば絶望しそうになるけど
世界を救うのは名も無き人々、と思えば
少し希望が持てるかも〜〜
そんな映画に思えました。

寿命メールを受けとって、
色んな事にチャレンジするお馬鹿な兄ちゃんが
要所要所でいい味出してます。(笑)

星のナターシャ