何者のレビュー・感想・評価
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“何者”にもなれなかったのは
なによりもこの作品だったというのが一番やるせないですね。
厳しい言い方をすると。
・昨今の就職活動の世知辛さ
・そこで揺れ動く人間関係
・SNS文化の便利さと恐ろしさ
これらが描かれていましたが、どれも上っ面をなぞっているような感じでどこか薄っぺらさを感じずにはいられませんでした。
まるで道化を見ているかのような。
どれかに重きを置いていればもっと素敵な作品になったような気がします。
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(´- `).oO(そんな中でも、菅田将暉の存在感はさすがの一言ですね。元気な若者キャラを演じさせたら現状日本一でしょう)
音響が凄くいい!
ずっと流れてるテーマ曲的なやつがとても良くて、中田ヤスタカさすがって思います。
映画の内容はリアルな就職活動のようで、現役大学生の私は将来が少し怖くなりました。
後半、演劇になって話が展開するところが主人公の脳内で起こっているという事が映画で分かりづらくて、少し混乱しました。私の理解力の問題かもしれませんが。
イマジンのいない野上良太郎
この映画を観る人は仮面ライダー電王を幼い頃に観た人か、その親世代が多いのではないだろうか。
イマジンって想像するということで、何者の主人公の拓人はかつて熱く関わっていた演劇部の先輩に「もっと想像力のある奴だと思っていた」と言われてしまう。想像力の先には相手への思いやりがあるのだけれど、拓人は自分の感性でひたすら相手を観察し、twitterでそれを呟いている。タチが悪いのは呟いた言葉が全世界に公開され、しかも本人が何度も読み返せてしまうこと。イマジン出来ない拓人は他者への思いに動かされることもないかわりに、自分も動くことが出来ない。
ラスト、彼はやっと動くことが出来るのだが、もちろんそれは他者の力があってこそ。私は電王を観ていた子供のいる世代なので、ラストカットで赤ん坊が初めて立ち上がった時に遭遇したかのような気持ちになり涙した。でも、若い電王世代の人がここで終わりなのかと思う気持ちは当然だと思う。
電王世代の人は10後にもう一度この映画を観てみたら良いとおもう。
ホラーではなく、「大丈夫だよ、バカだなあ」と人を励ます映画だとわかると思うから。
評価わかれるだろうね
大学いったかとか、就活の経験があるかとかで評価わかれるだろうなって思った。
看護大学4年で就活を終えたばかりの私でさえ、感情移入が難しかったくらいだから。(そもそも看護師の就活はこんなに辛くないけど…)
けど、就活の話抜きにしても、現代の若者の、つながりとか醜さとかをうまく描いていて、観ていてドキッとする場面が多かった。
私も1日に何度もTwitterをみるから、Twitterに拘束されて、その人の本質を自分の目で見ることを忘れてしまった佐藤健が、自分のことのように感じて、なんかとても苦しかった。
社会にでたらTwitterはやめようって思ってるけど、本当にやめれるのかな?とか考えさせられた。
あと、印象的だったのが、タクシーの中で菅田くんが言った、「足が速いとか、料理が上手いみたいに、おれは就活がうまかっただけ」っていうセリフ。
最後の佐藤健の「一分間では話しきれません」っていうセリフからもわかるけど、たった一分じゃ無理なんだよ。
たった一分じゃ、たった140字じゃ、その人の本質は見抜けない。
だから今の日本は就活が得意な人が内定を決めれるのかな。
すごくいい映画だと思いました。
普通に良い作品でした。何故評価低い?
豪華キャストでただ大学生の設定では大学生ぽくないけど♫演技力は良いと思います。
評価が低かったおかげで、期待値落として鑑賞できたのが高い評価になったのかも(笑)
SNSがもたらすリアルが面白かったです(^ ^)
僕も、ミクシィの時に足跡でみてることがバレたくなくてサブアカウント作ってたことありました(笑)
Facebookでもサブ作ってみたけど、利用方法見つからず放置してた
サブアカで、自分の見られたくない部分を表現するって人おられるんですよね
一時期、匿名を使ってネットで批判や中傷される方々が話題になったことがありましたが、人はストレスがかかると自分より悲惨な人をみて安心して自分より成功している人をみて中傷したり穴を見つけることで安心しようとするものですよね(笑)
低評価の方の意見の中でも有りがちと評価されている方々もおられましたが、
その有りがちな部分がうまい描写で表現されていて
僕は、好きです。
意外と低評価でびっくり。
原作未読
とても面白かったが、観た後レビューを見て意外と低評価が多くてびっくりした。
原作を読んでないからかもしれないが、面白く、退屈せずにみれた。
まず拓とが最初から就職できなさそうな、分析好きの、好青年を装った男というのがわかる。
そしてラストのTwitterの別アカでの悪口。
これは意外すぎて驚いた。
とても落差があって良かった(最初はそこまでのクズとは思ってなかった。)
しかし、自分も拓人のように自分の考えを、みんなに共感してもらいたいとかそういうのを思う質なので、以後気を付けようと思った(実際このレビューを書いてるのも自分の感想をみんなにも共感してほしいと思ってるからだ)。
脚本は文句なしのでき。
演出面では「光」をうまく使っていた。
学生演劇のような露骨なスポットライトを普段の場面でも使っていて、きちんとそのとき注目すべき人物に目を向けさせるようにしているのがうまいし、その光で登場人物の感情を表していて秀逸。
演技は、山田孝之の安定感が凄かった。
闇金ウシジマ君でもその高い演技力を見せつけていたが、今回は要所要所に出てきて、主人公にビシッという先輩役で、そういう役を山田孝之がやることによって、映画がきちんと締まっていた。
佐藤健も、好青年の裏に見せる、影をうまく底割れしていない程度に、見せていて上出来。
岡田将生はあの役にはあっていないんだろうか?
完全なるキャスティングミス。
二階堂ふみも、意識高いちょっとうざい女子を好演。
Twitterのメアド検索機能で、主人公の裏アカが光太郎やみつきにもバレているんじゃないかというのを匂わせていて少し怖かった。
焦りと不安
今時の大学生の就活事情の心理描写。
冒頭から、拓人の世の中を斜めから見たような歪んだ発言に違和感があった。
常にスマホで仲間のつぶやきをチェックし、監視してるようなところが不気味。
拓人と対照的な光太郎は裏表無さそうな好青年。
好きな事に情熱を傾けるが、瑞月と別れてしまう。
理香と隆良の関係について謎はあるが、2人共セレブ思考と言うのか見栄っ張り。
隆良が言う、これからは「個」の時代。だから自分を高める為、就活はしないと…へぇ〜就活から逃げてるだけにしか見えないけど…とツッこみたくなる。
エントリーシートや企業合同説明会、Gディスカッション、面接…
息がつまる程辛い記憶が蘇る。
そんな中、光太郎に内定が…
そして瑞月にも内定が…
就活生なら誰でも欲しい「内定」
不採用メールが続くと自分の存在自体要らないモノのように思えかなりシンドイ。そんな時な友人の内定を知らされても素直に喜べないのは当然だろう。
拓人は感情を表に出さずいつも好い人を装う。
人を分析し、自分が優位に立っていると思い込んでいる。
そんな拓人に先輩がガツンと言い放つ。
更に追い討ちをかけるように理香の本音…
別人になりすまし悪口三昧のツイッター。
フォロワーの数を気にしたりして拓人の人間性に問題があるのでは?
いったいアンタは何者⁇
ラストに向かい
隆良が拓人にサラリと就活の先輩と言う。
そこで…アッ‼︎と気付く。
朝井リョウ作「何様」を読みたくなりました。
自分は何者なのか
Twitterとかやってる学生なら共感する人多いと思います。
みんな表では喜んでるけど裏では妬んでいたり、誰でも秘めている悪の部分をTwitterのツイートになぞられて感情を表現するのは現代的でとってもわかる気がしました。
必死に頑張ってきた人より案外チャランポランしてた人の方が結果を出したなんて事あったら誰でも妬んじゃうよね?
原作を全く読んでいなかったので予想以上に二階堂ふみの理香役が濃くて良かったです。
理香は優先順位が違うんですよね。就職がゴールなのに就活してる今の私が1番!というか…学生時代頑張った分他の人に負けるのが嫌でSNS上でも良い面ばっかりを見せていてとりあえずTwitterやめた方がいいと思う。笑
個人的に岡田将生演じる隆良があの2人のダークな空気感の後に今まで散々就活のメリットなんてなに?みたいな事言ってたのにちゃんと就活することに決めたよ(ニコッ)って空気読めない感じで入ってきたシーン好きです。笑
今時の子は便利なのに不自由そうだね
私の新卒就活は遥か20年以上前。
確かに大変だったけど、当時は紙媒体で、準備出来ることも情報も、今と比べればごく僅か。
自分の気持ちや考えを発信する場なんてなく、だから、周りの友達ががライバルだとそこまで生々しく感じることもなかった。
何者を観て、こういう後輩や部下と働きたいなと感じるキャラの子はやっぱ内定が出てた。
今時の便利なツールは、やはりツールであって、人そのものは進化も変化もしていない。
新卒者に求めるものは、素直さや懸命さだ。
Twitterとか、使いこなしているようで、振り回されてしまう、今時を若年層として生きるのは、とても不自由そうだと思った。
予告の、青春が終わって人生が始まるフレーズは好きになれない。私たちはずっと青春だと思ってるよ(笑)
そして40年生きても、まだ何者にもなれていない。
人生はそういうもんだと思う。
就活なんて単なる通り道。働いてからが本番。
どうか若いみんなが、振り回されて疲弊することがないと良いなぁ。
それとこの作品は、予告編が1番面白いです。
せっかくの音楽を活かしきれていない。
レビューっていうか所感だよね(笑)
文系の就活
ってだいたいこんなふうなんだよ
と高校生〜大学前半の子に説明するのに
いいかも、と思いました。
それにしても...
主人公が検索可なのにバレて愕然みたいになってるの矛盾してね?
とモヤモヤなっちゃいましたが
原作読んで納得です。
ていうかこれとても映画にしにくい作品だったんじゃないかしら。
twitterという閉じた世界を映像で表現するってとても難しい。
(小説だから表現できた部分が大きい)
で、twitterやってない先輩が結構大事な役だったはずなのに私にはぼんやりにしか見えなかった。
二階堂ふみはscoop
山田くんはうしじまくん
すだくんもなんか他出過ぎ
キャストの皆さん忙しそうな人だらけ
みんなこの作品片手間だったんじゃないのかなー?
小説を読むきっかけになって良かったです。
平成生まれの原作者に興味
「バクマン」「もしも世界から猫が消えたなら」「君の名は。」の東宝プロデューサーにして作家の川村元気が朝井リョウの原作を映画化。佐藤健君が本作ではかなり嫌な奴の役を演じている。有村架純が本当のところ何を考えているかわからなかったが、良かった。
最近の東京のお洒落な大学生の就職活動がテーマになっている。ツイッターやLINEなどがメインの小道具として使われている。一分間で自己紹介とか、いかに人事的な流れ作業に上手く乗ることができるかが大事みたいになっているようだ。
なので、私は、観ていてけして面白い作品ではなかった。演出は悪くない。中身がなさすぎる。
ツイッター裏アカウントでの黒呟きや有名企業のネガティヴ情報集めなど一見たいしたことはないことがクライマックスにある。
東宝のリアルな新卒採用過程を見てみたかった。攻守両方を追ってほしい。ずっと昔に見た米映画「コーラスライン」はよかった。ミュージカル仕立てで様々な若者の悩みを描いていた。人生が、就活や、会社だけじゃないことを描くのが映画の責任だと私は思う。
自分は好みですね
評価がいまいちだったので寝るかな?と思ってましたが最後までストーリー釘付けでした
出てくるキャラクターはそれぞれ自己顕示欲を満たすアイデンティティがあって主人公はTwitterで周りを揶揄しながら斬る事だった
そこがまた現代的でそう言う人間実際Twitterにいるよなと思ってニヤッとしてしまいましたw
上映後の反応見ると若い方が多くポカーンとしてる感じだったので
若手人気俳優が出てる就活を題材としたキラキラ青春映画だと思って見に来たらつまらないと感じるのかもしれませんね^^;
拓人っぽく言うなら演出が寒い…
原作の大ファンです。丁度自分が拓人と同じ立場になってしまったので、とてつもなく感情移入して原作を読みました。
まず、俳優陣の演技については素晴らしいと思います。キャスティングのマッチング具合も高く、個人的に小説を読んでいた時に想像していたビジュアルにかなり近く、再現度が非常に高いです。原作のセリフも映画として不自然でない程度にカットされており、それでいて話としてもわかるように構成されているのでここも脚本が劇作家の方というのが、功を奏したと感じました。あと、原作にはなかったと記憶しているのですが、ギンジに拓人が送ったLINEで「生きてるものに通ってるのを脈って言うんだよ」というセリフも上手いなと思いました。
しかし、演出に関しては原作からの改悪感が否めません。そもそも、この作品の最大の面白さはずっと拓人の主観に近い視点で進んだ物語がある経緯から拓人の内面が暴かれ、客観に急転換する部分だと思っていたのですが、あんなに前半から拓人のイタイ奴をバカにしている内面を小出しにしたら、最後の落差がなくなってしまいます。なんであんなにわかりやすい演出にしたのでしょう。勿論今回このキャスティングなら観客に原作未読の方が多数いらしているのはわかるのですが、ここまでわかりやすくしないと伝わらないのでしょうか?最後にどのみち前のシーンを補完するシーンを挿入する事になるんだからこの演出はこの作品の最大の良さを損なう改悪としか言えません。
あと、最後の拓人の内面暴露のシーンは何故あんな演出になったんでしょうか?ホラー映画なんですか?別に本音と建前に落差があるなんていうのは当然の事であり、拓人がああいう本音を抱えていることは責められることじゃないと思います。原作ではイタイ奴をバカにしているお前もそれを誰かに承認して貰えないと精神的安定を保てないイタイ奴なんだってくらいの主張だったのにこの演出ではbgmも相まって、そういった本音を抱えていることが悪いことのように思えてしまいます。前のシーンの補完をただするだけでなく、拓人の思い入れのある舞台調のシーンに変え、舞台という観客に「見られる」という部分が客観への転換を示している為、見せ方としては上手いと感じるのですが、最後に拓人が観客からの拍手を受けるシーンも「お前の鋭さ、みんなに共感されてよかったな笑」みたいな皮肉としか思えません。基本的に所謂映画を撮っているようなクリエイター的なお仕事をされている方は拓人のような人物が好きになれないのはわかりますが、この演出は個人的な感情が出過ぎです。
確かに、拓人の言う通り、「頭の中にあるうちは傑作」であり、映像化が少々難しい作品であることは確かです。しかし、キャスティングを知った時から原作が大好きな為、本当に楽しみにしていた分残念です。何故、原作有の日本映画はこんなに原作の良さを損なうようなしつこい演出をしてしまうんでしょうか?残念です。まあ、ですが、原作未読の方には楽しめる内容ですし、この作品のリアリティやメッセージというのは特に20代には心打つものだと思います。原作の方がオススメではありますが、今作もオススメです。
スマホよく弄ってるなとは思ったけど
まさか裏であんな事を書いてるとは思わなかったです笑
山田孝之のセリフが一つ一つ先輩役と言うだけあって他のキャラとは違う重みがあるなと思いました
佐藤健の「頭のなかで思ってることは何でも傑作なんだよ」みたいなセリフにも重みがあって良かったかと
やっぱ自分の事すげぇ奴って思ってる奴は大概大したことないもんですね笑笑
原作が好きで、映画が決定した時から早く観たいと思っていて、やっと観...
原作が好きで、映画が決定した時から早く観たいと思っていて、やっと観れました^_^
就活中は観ない方がいい映画と聞いていました!
そのとおりだと思いましたが…
就活中ではなくても映画終わったあともやもやしてしまいました!
就活を経験したことがない方はこの映画をとおして
就活中の辛さがわかるのかな?と思いました!
なにより、キャストが豪華!!
原作が好きで観に行ったのもありますが
好きな俳優さんが出演することもあり
楽しんで観れました!
菅田将暉さんの自然な演技はすごいと思いました!
菅田将暉さん今年はどんだけ映画でるんだろ?と思いながら観てしまいました!
山田孝之さんはいつどの映画を観てもすごい!!
演技、表情、声、全てが素晴らしい!!
就活のストーリーも良かったですが
舞台のストーリーも良かった!
舞台の役者さんが1分間で自分を表現するシーンは
心をうたれました!!
最後に1つ言えるのが
映画化はしなくてよかったんじゃないかな?と思いました!
原作が好きな方は観ても満足はできないと思います^^;
主人公の気持ち悪さが良い
鑑賞から一日たち、あのプラスチック感のある就活寄り合い所の友達の中で逆に主人公のSNSでのゲス泥臭い吐露はある意味「現代の人間味」になるのかな〜なんて事を考えました。傷口を殴りあうかのような喧嘩シーンは痛々しかったな!結構笑えないホラー感も良かった
ドキってする
就活してる人にはビシビシ来ると思う。こうやってレビュー書いたりしてるのも恥ずかしい感じ。個人的に一番気になったのはエンドロール。1人1人が主役って感じなのかな、基本的に真ん中に揃ってて名前がダイレクトに入ってきた、、気がする。人のどろどろした部分がダイレクトに描かれててドキドキした。匿名で好きなことが書けるSNS、メールアドレスとの連携だけは切るように、、、
リアル
音楽から気になっていて、観てきました。
全体的な内容としてはとても良かったです。
学生の頃を思い出させる程にリアルに描かれていて、懐かしさとあの頃の怖さを思い出しました。
ツイッターの裏アカウント周りは友人にも同じようなことをしていた人がいたので、是非観て欲しいですね笑
この作品は誰もが楽しめるような作品ではないですが、ここ数年間で就活を体験した人は共感でき楽しめる作品となっていると思います。
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