何者のレビュー・感想・評価
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まさに現実
内定もらえる人ともらえない人の違いを考える
誰もが通る道なのかな
浅井リョウと三浦大輔って他の作品観てても目線がすごく似ている気がする。きっと彼らもタクトのように鋭く冷めた目で世界を眺めつつ、卑怯な自分の一面に気づいてしまっている。
大学生たちの就活がメインテーマなんだけど、親しい間柄の中にも恋愛、友情、嫉妬、焦り、夢、プライド、自意識がドロドロと絡み合い、苦しみ悩むのは人間の普遍的なテーマだ。
SNSという要素が入ってくることで、個々が持つ演劇性みたいなものまでが絡まりあって、よりドラマちっくになってる気がする。
面白い、けどヒリヒリヒヤヒヤする作品でした。
あと演劇愛を感じる作品。
自分は作品に出てくる彼らほどの感受性はなく、かなり鈍いぼんやりした人間だけど、それでもあの感じ、わかってしまうのがヤダな。笑 かつては自分ももっと葛藤してた気もするし、作品の上手さだということにしておこう。
【未だ”何者”でもない5人の大学生達の就活する姿を入り組んだ人間関係を絡ませつつ描く。若手俳優達の演技バトルでもある作品】
人の持つ二面性
どんなに平凡に見える人でも、ブラックな部分があったり、見せたくない部分がある。
私には見抜けなかったので、
それを改めて思い出させられた。
そういうことを理解した上で上手く行きている人間だけが、やっぱり就活とかもうまく行くのかなあ。
来年の就活のことや、今就活をしている先輩、就活を終えて企業に誇りを持っている先輩、とか色々重ねながら観た。
人をどこかで嘲笑って、自分が1番可愛い主人公。すごくみじめだと思ったけれど、
最後の自分を1分間で表現するシーンの彼のやりきれない様子が、
なぜか共感できる部分があって、
誰にでも、悪いと自覚をしていてもどうしようもない部分ってあるのかもしれない、と思わされた。
こんなのが就活ならやりたくない!
痛いとこを突いてくる
もうね、「お前は何者だ」と。
アラフォーのおっさんだけど作品のメッセージ性に心を抉られてしまった。
観る人すべてが主要な登場人物の誰かに感情移入ってか自分を投影できるようになってて
誰もが持ってるような自意識とか承認欲求とか、そういう心の弱い部分を遠慮なく、
もうこれでもかってくらい赤裸々に晒される。
特に拓人がリカに罵られる場面なんか、もうこの人俺に向かって言ってんじゃないの?って。
でもね、でもですよ。
ほんとしょうもない拓人だって救われるんだから誰もが救われる権利があるっていうか、
どんなにダメな自分でも身近で支えてくれる人がいるってだけでOKでしょというか。
まぁともかく「救い」みたいなものも最後に提示することで、
ただ強烈なインパクトのある作品ってだけじゃない魅力が生まれたのかなと思う。
就活生をテーマにしてるけど、いい年した大人にこそ、
もっと違う未来もあったんじゃないの?なんて考えちゃう大人こそ観るべきかも。
確かに自分って他人からしたら何者?
まともに就活の経験をしてる訳ではないけど、
各所に自分とも同じような場面があって
あぁ~リアルだなぁ~とか。
同じ空間からいなくなった人の事を笑い、
本音を本人へ言えないくせに見下して
そんな周りの人たちに追い抜かれて
置いてきぼりになって。
1番しょうもないのは自分だったり。
豪華なキャストなので全員が
しっかりキャラクターがあって
頭の中のビジョンが舞台設定なのも
好きだった。
ここのサイトも似たようなもの。 「この監督が伝えたかったことはこう...
ここのサイトも似たようなもの。
「この監督が伝えたかったことはこうだ」とか「この映画はこう観るんだ」とか断定してダラダラ駄文書いてる奴なんかタクトと一緒。失笑。
ザ・就活を経験した事がある奴なら共感できたり分かるんだろうけど、自分はこんな真面目道は経験した事ないからよく分からない。
あー、そうなんだー、就活生や大学生ってこんな感じなんだー、SNSで文句ばっか書いてるやつはこういう事なんだー、って感じ。
でもまぁ確かにプライドばっか高くて全然結果でないダメ人間にTwitterみたいな吹き溜まりはちょうどいいんだろうなとは思う。
自己アピールの場にもTwitterは最適やし。
朝井は桐島に関してもそうだけどリアル。
各々の内心や、明確な決まりはないけど確かに存在する世間一般でのカーストみたいな事とか表現するのが上手い。
ただ桐島に関しても今回に関しても学生ばっかでいまいちピンとこないな。
就活生のリアル
不気味面白い
4
レビュー
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