何者のレビュー・感想・評価
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共感できるほど辛い
リアルさ、ドラマ
SNS社会を生き抜く若者たち
就活に挑む若者達のリアルな人間模様を描いた作品。
ぎこちなく絶妙な距離感でやりとりされる互いの人間関係が凄く伝わる。誰しもが自分を必死で演じてる。自分を保つ為に必死で。それを蚊帳の外から客観視し見下し、自分を出そうとしないタクト。Twitterやブログからその人を判断し、他者の評価をあたかも自分の評価のように突き出す。そんな光景が正に今の自分に重なるし、現代のSNS社会を表してる。
それぞれの思いを考えながら観ると色々考えさせられる。
「就活が得意だっただけ」と話したコータローが結構印象的。
後半は結構ダークで、人間の黒い部分がリアルに出てる。自分もそう思う事あるなーと感情移入させられた。
自分のやりたい事と現実が目の前に漠然とあって、皆もがいてるんだよね。
ギンジが最後まで顔を出さなかったのはタクトの鏡だったからなのかな。
全体的にストーリーは単調で、キャストが豪華だっただけにやや期待はずれだったな。
どうでも良いけど、田中ヤスタカと米津玄師のタッグ最強すぎる。
時代において置いていかれた感
タイトルなし(ネタバレ)
原作を読んでて全て内容知っていたとしても楽しめた。
最後の15分くらい?なんて映像だから出来るという見せ方で楽しめた。
にしても、コレ見たらTwitterで呟くのこわくなるぅー。
メールアドレスでの検索拒否した人多いんではなかろうか笑
電王が電車に乗る!
何者でもない自分。
何者?
何だこれ?
自分の努力を実況中継してないと、立ってられないから
映画「何者」(三浦大輔監督)から。
就職活動やSNSへの投稿をしながら、今の自分は「何者」なのか、
そんな問いに答えを出していこうとする若者がテーマだが、
これは、もしかすると私たち、成熟した大人に向けた、
監督からのメッセージかな、とも受け取れた。
SNS投稿をしていることに対して、こんなセリフがある。
「なんか『俺はこんなにも頑張ってきた』とか、
めちゃ好かれるアピールしてな、さみしいよな、そういうの。
LINEでやってって話でしょ?」と批判する若者もいれば、
逆に「そんな観察者ぶったって、なんにもならないんだよ。
それをみんな分かっているから、痛くても、カッコ悪い今の自分を
理想の自分に近づけようとして頑張ってるんだよ。
それが出来ない、あんたの姿は、誰にでも伝わっているよ。
そんな人、どこの会社も欲しいと思うわけないじゃん。
とにかく、自分じゃない誰かに、なれる場所が欲しいんだよね。
ツィッターで自分の努力を実況中継してないと、立ってられないから」
このグサッとくるフレーズは、映画の世界だけの話ではなく、
SNS投稿しているあなた方は、本当は何をしたいの?と投げかけられた、
そんな気がしてならなかった。久しぶりに考えさせられたなぁ。
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