何者のレビュー・感想・評価
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内定もらえる人ともらえない人の違いを考える
就活についての話です。
私も今大学3年生で院進するつもりですが、周りの友達は就活の時期もあり観ました。
「1分間で自己アピールをしなさい」と言われたらあなたならなんと言いますか?
そんなことを考えて大学生活を送っている人はほとんどいないのではないかと思います。
まだ僕も「自分は何者なのか」探している最中です。
就活している登場人物が何人か出てきますが、自分がどの人に近いのか、内定が取れる人と取れない人が出てきますが、その違いは何なのか考えながら観ると面白いかもしれません。
これから就活する人や就活終わった方、自分探しをしている方に響く深い作品だと思います。
僕はこの作品が大好きです!
誰もが通る道なのかな
浅井リョウと三浦大輔って他の作品観てても目線がすごく似ている気がする。きっと彼らもタクトのように鋭く冷めた目で世界を眺めつつ、卑怯な自分の一面に気づいてしまっている。
大学生たちの就活がメインテーマなんだけど、親しい間柄の中にも恋愛、友情、嫉妬、焦り、夢、プライド、自意識がドロドロと絡み合い、苦しみ悩むのは人間の普遍的なテーマだ。
SNSという要素が入ってくることで、個々が持つ演劇性みたいなものまでが絡まりあって、よりドラマちっくになってる気がする。
面白い、けどヒリヒリヒヤヒヤする作品でした。
あと演劇愛を感じる作品。
自分は作品に出てくる彼らほどの感受性はなく、かなり鈍いぼんやりした人間だけど、それでもあの感じ、わかってしまうのがヤダな。笑 かつては自分ももっと葛藤してた気もするし、作品の上手さだということにしておこう。
昭和世代が見た感想
佐藤健が主演なのだなと思って見ていたら、有村架純に菅田将暉、と随分豪華メンバーだなと。
そう思ってる矢先に山田孝之、そして二階堂ふみ、岡田将生。
1人で看板張れる役者をこんなにゴッソリ使っちゃってまあ贅沢な作品だわねーと思いつつ
ツイッターやインスタの使い方に哀れみを感じながら
そうそう 身近に就活生もいないし自分も経験ないしと、思って見ていた。
見終わってみて
さすがだなと思っている。
これくらいの内容で こういった話を
見応えある作品にするための布陣が生かされていた。
キャスト見ると当たり前だろう とも思うけど。
よくまあスケジュール合わせられたものだなあとラインプロデューサーにご苦労様と言いたい。
若者だった頃の私は団塊の世代のような揉まれ方の経験もなく、こう言った彼らのような時代特有といったような苦しみの経験がない。
だがどの世代でも 自分なりの苦しみや悩みを抱えてはいるし、それなりの解決策や解決しないジレンマはある。
何も こういうツイッターがあるから可哀想というわけではなくて、どの時代にも ハスから見るようなタイプの人間いるし、昔っから「俺は体制に迎合したくない」とか「就職なんかしても〜」みたいなのはいた。
舞台やバンドに明け暮れ、それで生きて行きたいと思う者。
夢は諦めなければいつか叶う?
まさか。
菅田将暉が演じるバンドマンは、きちんと引退して
遅ればせながらに就活を始め、あっさり希望の職をゲットする。
彼は、その率直な人間性が受け入れられているわけで
その同居人を裏アカで蔑む佐藤健は、自分が褒められた者ではない事を自覚していてそれがさらに自分を追い込む。
岡田将生に有村架純が言う言葉は、見ている大人はみんな言いたくてしょうがない内容。
母親というカセを背負った時に、人は地に足がつくのだろうか。
ずっと人より優位に立っていたからか、周りの人間に親切にする事が当然である生き方の二階堂ふみは
余裕で一流大手に入れるはずだと思っていたのに、
取り残されていく不安で泣き崩れ、佐藤健の生き方を罵倒する。
言われた側の佐藤健は、そこで自分を見つめ直す素直さをもっているし
言った側の彼女の持つ、泣き崩れる正直さが きっと彼女の持ち味になる。
2人とも結構 良い育ちの子なのだなあと思う。
彼女に関して言えば、
こういう風に何かに 突き落とされるくらいに苦労する事は人生において 非常に有意義だし
そういうところから立ち上がる彼女には 人に対する優しさ(心からの)が生まれる。
もし ストレートになんの障害もなく思ったような会社に入ったら、それはそれは鼻持ちならない女に出来上がる事だろう。
なんて言われてもその渦の中でもがいている時には言われたくない言葉だろうし、まったく響かないんだけど
そうなのよねーとおばさんは思うのである。
辛さ 思うように行かない壁
それらは それを乗り越える者にとっては これ以上ないくらいに成長をもらえる。
リアルに 社会に出ていく前の関門に立っている彼らへ
こういうみっともなさや つたなさ
もがいて 苦しんで
何かを掴めたり掴めなかったり
時に それを乗り越えられる気力がなくなっても
それが人間であり 人生であり
ない者が ある者を
持ってない者が 持つ者を
羨み ひがむのではなく
自分に与えられた物の中で 自分なりの生き方を
全うして欲しい。
そういう事を思う映画だった。
エンドロールで米津玄師の名を見つけ
こりゃまた ここまでしたか と感心した。
(中田ヤスタカの方が制作時にはネームバリューあったんだろうけどもね)
【未だ”何者”でもない5人の大学生達の就活する姿を入り組んだ人間関係を絡ませつつ描く。若手俳優達の演技バトルでもある作品】
<5人の大学生>
・二宮拓人(佐藤健)
・田名部瑞月(有村架純)
・小早川理香(二階堂ふみ)
・神谷光太郎(菅田将暉)
・宮本隆良(岡田将生)
そして、彼らを冷静に観察しているサワ先輩(山田孝之)
(それにしても、2019年も終わりを迎えようとする今にしてみると凄い面子である。)
彼らが、面と向かって会話する内容と、ツイッターで呟く言葉の本音と偽り・・・。
<舞台を主な活躍フィールドとしている三浦大輔が、メガホンと脚本執筆もした意欲作>
<2016年10月17日 劇場にて鑑賞>
人の持つ二面性
どんなに平凡に見える人でも、ブラックな部分があったり、見せたくない部分がある。
私には見抜けなかったので、
それを改めて思い出させられた。
そういうことを理解した上で上手く行きている人間だけが、やっぱり就活とかもうまく行くのかなあ。
来年の就活のことや、今就活をしている先輩、就活を終えて企業に誇りを持っている先輩、とか色々重ねながら観た。
人をどこかで嘲笑って、自分が1番可愛い主人公。すごくみじめだと思ったけれど、
最後の自分を1分間で表現するシーンの彼のやりきれない様子が、
なぜか共感できる部分があって、
誰にでも、悪いと自覚をしていてもどうしようもない部分ってあるのかもしれない、と思わされた。
こんなのが就活ならやりたくない!
痛いとこを突いてくる
もうね、「お前は何者だ」と。
アラフォーのおっさんだけど作品のメッセージ性に心を抉られてしまった。
観る人すべてが主要な登場人物の誰かに感情移入ってか自分を投影できるようになってて
誰もが持ってるような自意識とか承認欲求とか、そういう心の弱い部分を遠慮なく、
もうこれでもかってくらい赤裸々に晒される。
特に拓人がリカに罵られる場面なんか、もうこの人俺に向かって言ってんじゃないの?って。
でもね、でもですよ。
ほんとしょうもない拓人だって救われるんだから誰もが救われる権利があるっていうか、
どんなにダメな自分でも身近で支えてくれる人がいるってだけでOKでしょというか。
まぁともかく「救い」みたいなものも最後に提示することで、
ただ強烈なインパクトのある作品ってだけじゃない魅力が生まれたのかなと思う。
就活生をテーマにしてるけど、いい年した大人にこそ、
もっと違う未来もあったんじゃないの?なんて考えちゃう大人こそ観るべきかも。
確かに自分って他人からしたら何者?
まともに就活の経験をしてる訳ではないけど、
各所に自分とも同じような場面があって
あぁ~リアルだなぁ~とか。
同じ空間からいなくなった人の事を笑い、
本音を本人へ言えないくせに見下して
そんな周りの人たちに追い抜かれて
置いてきぼりになって。
1番しょうもないのは自分だったり。
豪華なキャストなので全員が
しっかりキャラクターがあって
頭の中のビジョンが舞台設定なのも
好きだった。
原作と比べると・・・
原作を読んでから観たのですが、納得できない部分がいくつかあって、全体的な出来はイマイチでした・・・。
まず、主人公の拓人くん。映画だけ観ると、ちょっと根暗で人付き合いは苦手なのかな?といった印象。本当に、ただ観察者気取って文句言ってるだけって感じでした。
原作では、人付き合いも苦手ではなく、演劇部として脚本や役者として頑張り続け、一見クールだけど熱い心を持ってる、みたいな印象でした。でも実は、裏垢で色々言いたい放題言ってました!ってのが、ギャップがあって良かったのに、なんか映画の拓人くんなら裏垢とか作ってそうだな〜って感じでしたね・・・
佐藤健の演技が〜、というより、セリフとか見せ方一つ一つが良くなかったと思いますね。
2つ目は理香さん。原作だと、前半の印象は、いろんな活動に積極的に取り組み、人脈を広げたがる、意識高い大学生。後半の印象は、何をやっても何者にもなれない、カッコ悪い自分を、誰よりも理解しており、それでもやるしかないと行動し続けてる人。この芯を持って行動している理香さんが好きだったのに、映画では後半の拓人くんとの会話がカットされ過ぎて、秘密がばれて逆ギレした挙句、ヒステリーになって突然泣き出した性格悪い女。みたいな感じになっちゃいました・・・。すごく残念です。
あと、メインメンバー5人の仲が良さそうに見えなかったことですね・・・
部屋に集まるほど、仲よさそうに見えなくて違和感しかありませんでした。
就職活動を嫌になるくらいリアルに描いた作品
2000年ころにベストセラーになった小説に「チーズはどこへ消えた」というものがありまして、この「何者」を観た時にその小説を思い出しました。この小説は迷路の中で消えたチーズを探すキャラクター達が何を考えどのように行動するかを描いた寓話的な書籍なのですが、まさにこの「何者」は就職活動という苦境に各登場人物がどのように立ち向かうかを描いた寓話的作品のように感じました。
就職活動をしたことがある人なら誰しも共感してしまうような、嫌になるくらいのリアリティを持って描かれた「あるある」映画です。心がギリギリと締め付けられる思いで鑑賞しました。
各登場人物が何を考えどのような行動をし、どのような結果になるか。就職活動に団結して取り組んでいたはずの4人が、そのうち2人が内定を取れたことでどんどん関係が崩れていく描写。
大学時代に就職活動に苦労した私は佐藤健が演じる主人公に感情移入して観てしまいました。
就活前に見なくて良かった!
就職活動のリアルさが描かれている映画だと感じた。
就職活動で結束した人間関係が徐々に崩れていく感じ、「もうやめてくれー!」、「有村架純可愛い!」と心の中で私は叫び続けていた。
そしてキャストが豪華だし内容自体も楽しめた。
特に二階堂ふみのヒステリックな演技はめちゃくちゃ恐ろしかったなぁ。
ここのサイトも似たようなもの。 「この監督が伝えたかったことはこう...
ここのサイトも似たようなもの。
「この監督が伝えたかったことはこうだ」とか「この映画はこう観るんだ」とか断定してダラダラ駄文書いてる奴なんかタクトと一緒。失笑。
ザ・就活を経験した事がある奴なら共感できたり分かるんだろうけど、自分はこんな真面目道は経験した事ないからよく分からない。
あー、そうなんだー、就活生や大学生ってこんな感じなんだー、SNSで文句ばっか書いてるやつはこういう事なんだー、って感じ。
でもまぁ確かにプライドばっか高くて全然結果でないダメ人間にTwitterみたいな吹き溜まりはちょうどいいんだろうなとは思う。
自己アピールの場にもTwitterは最適やし。
朝井は桐島に関してもそうだけどリアル。
各々の内心や、明確な決まりはないけど確かに存在する世間一般でのカーストみたいな事とか表現するのが上手い。
ただ桐島に関しても今回に関しても学生ばっかでいまいちピンとこないな。
就活生のリアル
当時の就活生の様子がリアルに描かれていたと思います。
大学生という立場では社会はすごく狭く、内定が異様に大きい存在なんだと改めて思いました。みんながリクルートスーツ着て一斉に人気企業にエントリー!当時それをしていた自分は何も思わなかったですが、いま思うと変な団体で、変な仕組み。
この映画が全く理解不能になるぐらい、これからの就活は変わってきそうな気がします。
見終わった感想としては、なんかモヤモヤが残る。
不気味面白い
就職活動もした事ないし、
朝井リョウさん何となく苦手だなぁと思っていたけど
とても面白かった。
キャラクター全員がダサくて気持ち悪く不気味だった。
自分の何者でもないのに、人の目ばかり気になって、
自分が正しいと思ってい
た一番ダサい19、20歳くらいの時を思い出して
恥ずかしい気持ちになった。
主人公の本性が暴露されて行く時にドンドン演劇に
なって行く手法がとても良かった。
みんな芸達者で就活なんてした事ないけど、
リアルに就活を生きてる子達に見えて面白かった。
こんな世界で生きたくねぇと心から思った。
それにしても岡田将生のフォルムがとても好き。
仕草もセクシーだった。
4
自分が就活をしていたとき
怖くて観ることができなくて、
社会人になった今やっと観ることができました。
「就活」で苦しい経験をした人は
本当に刺さる作品だと思います。
一体自分が何者なのか、面接でも友達の前でも
自分を偽ってしまう、大きく見せてしまう‥
演技派の方々がリアルに描いていて
非常に見応えがありました。
就活生、自分の中の「熱い」ものを忘れないで!!
レビュー
人気若手俳優陣の演技合戦の様相を呈してますが、個人的には二階堂ふみに「いるいる!」を感じました😆
こんな真面目に就活してなかったので、共感はあまり出来なかった…😇
確かに名刺作ってる人いたし、GDでグイグイ系もいたなぁとボンヤリ思い出しながら観れました🦊
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