何者のレビュー・感想・評価
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40点
映画評価:40点
めちゃくちゃ役者が豪華!!!
全員、今をときめく若手役者陣
佐藤健を筆頭に、菅田将暉、有村架純、二階堂ふみ、全員主役級です。
そんな彼らが演じるのは、
我々の様な普通の事で悩む一般の就活生。
SNSを中心とした
令和の就活。
本当の自分がSNS上にいるのか、
目の前にいるのか、
この時代だからこそ、
本当の自分が解らなくなる。
どれが本心で、どれが建前で、
なにが理想で、なにが偶像なのか、
御託を陰口の様に並べても、
どんなに議論を講じようとも、
案外、素直で無垢なやつが勝っていく。
そういう世の中。
本当の自分を探して、
自分が何者なのか追い求める。
誰もが味わったであろう、
あのほろ苦さ。
そんな地味な映画。
でも役者は華やか。
これぞ本音と建前の世界。
【2021.10.16】
この時代の若者の苦悩
昔『就職戦線異状なし』最近『何者』
映画館では2016年11月13日地元のイオンシネマで鑑賞
それ以来2度目の鑑賞
大学生の就活モノ
これもまた今どきの青春映画
90年代に織田裕二仙道敦子共演の映画『就職戦線異状なし』って作品があったがあれを思い出した
槇原敬之の代表曲『どんなときも』が主題歌だった
当時はSNSなんて無かった
原作既読
文壇の風雲児的存在かもしれないが朝井リョウはあまり好きじゃない
それでも年月が経てば『桐島、部活やめるってよ』は最近面白いと思えるようになったが『何者』はそうでもない
何故かはまらない
眠くはならないが何故か退屈だ
原作は直木賞受賞作品で三浦大輔監督
佐藤健有村架純二階堂ふみ菅田将暉岡田将生山田孝之というオールスターキャストにも関わらず
むかし三船敏郎石原裕次郎浅丘ルリ子勝新太郎中村錦之助という豪華な顔ぶれで『待ち伏せ』という凡作があったがあれはあれでそれなりに楽しめた
おじさんみたいなしょぼくれたヤボテンはターゲットじゃないのかもしれない
就活中の学生さん向きかな
二階堂ふみが1番良かった
リクルートスーツなんか着たことないし就活でこんな会話したことないなあ
意識高い系って奴
見栄張っちゃってさ
イソップ童話に出てきたカラス思い出した
でもあのカラスも嫌いじゃない
意識低い系よりマシ
1番の見せ場ともいえる後味が悪いドンデン返しも好みじゃないのは自分的には致命傷
どんでん返しの名作の数々と比べると弱い
しかしそれで終わることなくラストは綺麗にまとめた
人間の業というかエグいというか空々しい
佐藤健演じる主人公はシャーロック・ホームズばりの見事な観察眼
それを生かした仕事につけば良いだろう
あとキツイ顔した女がキツい事を言うより有村架純のような女がそれをやったら胸にグサッと刺さる
天使のような悪魔の笑顔
『三月のライオン』もそうだった
あと映画は好きだけど演劇ってちょっと苦手かな
就活の思い出に共感所は多い
そう言えば就活って人間性が出た、というか、考えさせられる時間になってたなと思い出した。
今までの人生の肯定されてきたことや、経験が否定されるような時間を過ごした記憶があるので、上手くいかない組のたくと、りか、ようすけの方が自己投影して印象深く感じた。
たくとのような、全部わかってる感で結局自分のことがわかってないというのは、案外あるあるで、見終わったあと自分も就活時そうだったのかなと思い返さされた。
上手くいかない組は、相対的な評価に翻弄されカッコつけている状況のまま。本当の自分らしくない、薄っぺらい程度のことに終始してしまうのだろうし、これは就活に限らず全ての物事であるなと思った。
ラストへ向けての展開はエンタテイメントされていて、面白く印象深いできだったが、たくとが自分の劇を恋焦がれる瑞生に肯定されるシーンと、それによって劣等感から他人に対して斜に構える性格からの解放で素直に向き合う感じは唐突でついて行ききれなかった感じも。
2度見推奨
2度見て色々みえてきた。
「10点でも20点でもいいから自分の中から出してみなよ!」
自分が何者になれるかすら掴めていない若者。自分につける得点は底抜けに高いが、社会からの評価は残酷なほど低いものだ。それをある程度悟りはじめているからこそ、目の当たりにするのが怖い。
Twitterという匿名の舞台で自らを発信し続けたタクトは烏丸が発信するカッコ悪い舞台と同じだった。
若者は気づいていないかもしれないが、100点に向かって努力する過程を大人はカッコ悪いとは思わない。それで生まれた結果が10点であったとしても、その姿勢を続けていさえすればいずれは何かを生み出すことを社会は知っている。
自分が何者になれるか。それを決定するのは果たして自分自身なのか社会なのか。自分が何者なのか。それを見ているのは自分自身なのか社会なのか。ネットで情報過多の今、若者は生きやすくなったのか生きにくくなったのか。
原作も読んでみたくなった。
自分は何者か
原作ファンも満足
難しい。重い。
現代の就職活動、大変だ。
自分の大学時代を思い出した。
菅田将暉みたいに要領よく就職するやついるよね。佐藤健がいう就職はダウトみたいなもの。わかるわ。いかに自分を偽るか、よく見せるか勝負みたいなとこはあるよ。登場人物のキャラクターがそれぞれ立ってた。いろんな価値観の人間もいるよね。僕も大学入ってそれを知ったもの。
就職は気持ちを擦り減らすよな。人生の一大事なんだから当然かもしれないが、就職活動が複雑化してる。劇中のような就活できるスタートに立つこと自体も恵まれた事ではあるけれど。
終盤になってわかるが佐藤健が就活2年目だったんだな。苦悩がわかる。
何者というアカウントで本音を呟いていたことを二階堂ふみに知られて指摘されてしまう場面。なんとも言えない気持ちになった。みんな本音を隠して生きていたりはする。メールアドレスからTwitterを見つけてその人を丸裸にすることっていいのかな。
難しい。僕のこのレビューもインターネットで誰が書いた者かみんなわかっちゃうのかな。今の世の中怖いなというのも思った。
ただ佐藤健は、もちろん悪い奴じゃない。本当にいいやつだと思う。
最後のラストシーン。すみません1分ではなかなか自分を語れません。そこに彼がまだ何者かを模索し、もがき続ける様が現れていた。しかし何者かなんて人生の終盤に入ったって分からない探している人だっているんだよ。
有村架純が何故、佐藤健ではなく、菅田将暉なのか。これもあるあるだ。
佐藤健は一途に有村架純を想っているのに
。それには気づいているようだったが。
楽しい気持ちにはならない。少しぐったりする。ただ重みはある。
何者
もっと早く見るべきだったのかもしれない
複雑✩
友達の就活が成功することを願いたいけど、自分に余裕がないからつい悪く見てしまう…あるあるだなぁと思った。そばで応援してくれてる人が実はSNSで悪口呟いてたら、無理やわ~🥶って感じた。
ミュージシャンだったり、俳優だったり夢を見るのはいい事だけど、友達にはカッコつけてばかにして、裏で就活って…集まる意味ないよなって。あの時代みんな口では応援しつつも、不安になる時代だよねっと思って見ました。
原作とは違う印象を受けた!
最近朝井リョウさんの作品にハマっているので、原作を先に読んでから映画を見ました!
個人的な意見ですが、原作は最初から拓人の心情(というか観察?)入りで話を読み進めており、読者である私も拓人の考え方に寄りながら読んでいたため、最後のどんでん返しのところは、理香の言っていることがすんなり受け入れづらく、読後ゆっくり考えて、「確かに拓人の考え方に寄ってたけどそれってちょっとおかしいかもな」と納得する…と言う感じでした。
映画は、最後まで拓人の心情がわかりやすく描写されることが無いため、最後のどんでん返しは原作以上の衝撃でした。ただ、最後に理香が拓人の裏垢を明かし、その裏垢のツイートと共に映画を追っていくと言う形でしたが、原作に比べて、拓人や他のメンバーがひねくれていると言うか、原作よりもそれぞれが闇を抱えてる感がありました。
でも、どちらもそれぞれ面白かったです!役者さんも最高でした!
これは映画→原作がベストかな…?
ラスト15分のゾッとする展開に拍手
就活という異常な世界を舞台に友人5人が奮闘していく。
大事件が起こるわけではないところや、淡々と展開してるように見えて少しずつ人間関係が変わっていくところ、鍵となる人物の1人が存在感だけで台詞も顔出しもないところなど、妙に「桐島、部活やめるってよ。」に通ずるところがある。
就活を経験したものにはきっと刺さりまくるんだろう。してない組からすると、就活とは恐ろしい世界なのだと、つくづく経験しなくてよかったなと思わされる。
これから就活する大学3年生あたりには、逆に見せない方がいいんじゃなかろうか。
最後の叙述トリック的展開と、そこから始まる怒濤の鳥肌タイムは、それまでの溜まった鬱憤を晴らしていく。
ゾッとするとはまさにこのこと。
それだけでも見る価値ある。
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