劇場公開日 2016年10月15日

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「自分をさらけ出せるか」何者 ランニングマンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0自分をさらけ出せるか

2021年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

就活と建前・本音がテーマ。

社会人の通過儀礼でもある就職活動を通じて、機敏な感情のブレが描かれている。
自分より先に友達が内定を取ったことへの焦りや妬みはリアルである。

特に、主人公は、冷静で分析家のキャラであるが、実際は演劇に対して強いあこがれを持っていた点は印象的だ。
演劇にはもう興味がないと、周りには公言しつつも、本当は演劇に興味があり、演劇で不器用ながらも生きていこうとしている友人を見下してしまう。
自分の本当の気持ちを出せないため、ギャップで人を裏で見下してしまうのだと思った。

つまり、自分の理想と現実が離れれば、人に攻撃的になりやすくなってしまう。
出来るだけ、自分の気持ちに正直でありたいし、つい人に攻撃的になってしまうときがあれば、自分自身に強いストレスがかかっていることを思い出したい。

ランニングマン