「大学生嫌い」何者 ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)
大学生嫌い
「じゃあここを就活対策本部にしようよ!」。予告編でも使われた二階堂ふみのこの台詞に薄ら寒さを感じたそこの貴方(とここの僕)!本作はあなた(と僕)にこそ刃を向けていたのだ!もうちょっとで斬られるところだった。危ない危ない…いやもしかして斬られたことに気付いてないだけか?
物語の構造は『桐島、部活やめるってよ』と同じといえる。「一番物事を俯瞰している(気になっている)人物」が「好きなことに打ち込んでいる人物」から何かを感じて(「気付き」を得て)社会に立ち向かって行く。だからラストカットはどちらも背中を映す。この世界で生きていくためは見下ろすのではなく前を見なくてはならない
あとツイッターの扱いよな。ちょっとこれは身につまされるとかいうレベルを超えて怖かった。「それは俺のことだ!もうやめてくれ!それ以上言わないでくれ!」という気持ちになった。ツイッターのヘビーユーザーは是非本作を観て僕のような気持ちになってください
ということで俺の『何者』の感想はこれに尽きる。「大学生嫌い」
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