「女性的コミュニティへの絶望と男同士の友情に対する羨望」青空エール あたまさんの映画レビュー(感想・評価)
女性的コミュニティへの絶望と男同士の友情に対する羨望
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高校生カップルがイチャイチャする話だと思っていたら度肝を抜かれました。
可愛いけど常に動機が不純なヒロイン。
さわやかでひたすらいい奴らの野球部。
とにかく陰湿な吹奏楽部と眩しいほど輝いている野球部との対比。
基本的に吹奏楽部のドラマシーンは暗がりの中で、野球部のドラマシーンは眩しい青空の下で展開する。
吹奏楽部パートから野球部パートへの切り替えでは目が痛くなるほど眩しく見えた。
どこか白々しい吹奏楽部女子のやりとりに対して、爽やかで熱い野球部男子のやりとり。
リハビリ施設での演奏シーンで、暗闇の中でわめき散らしていた吹奏楽部達がまぶしい青空の光の下に出てくる絵は感動した。
正直、中盤は退屈していましたが、ボーイズラブにハマる女性方は、女性同士に対する絶望と男同士に対する妄想的なまでの羨望があるのではないかという仮設にたどり着き、そこからは、とにかく面白く観れました。
あと野球部のマネージャーにお守りを預けるのは、えげつないことをするなぁって思って面白かったです。
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