「かなりリアルな青春映画の傑作」青空エール あいわたさんの映画レビュー(感想・評価)
かなりリアルな青春映画の傑作
いやはや最高のキュンキュンだ。土屋太鳳といい竹内涼真といいその他の脇役といい絶妙。上野樹里とか志田未来とかベテラン(というには若いが)が良い味を出してる。葉山奨之とか小島籐子とか若手も凄い。(名前を覚えておこう。)もっとぶっ飛んだ作品かと心配していたが、少女漫画原作の青春モノとしては比較的リアルなところもGood。
原作のあるストーリーをきっちり2時間に纏め上げたところも凄い。高校生は青春の最も濃密な時間なのに、欲張り過ぎず高2をざっくり切って、でも2年間の成長を自然に魅せるところが心憎い。原作をきっちりリスペクトしつつタイムマネージメントする、理想的な映画です。
全国大会制覇でなく出場にゴール設定してるあたりが現実的(それでも凄いが)。全国大会で活躍したのか惨敗したのかは不明だが、そんなのはどうでもいいじゃない?一瞬の喜怒哀楽を全力で表現する、それが青春映画の醍醐味だから。
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