君の名は。のレビュー・感想・評価
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多分苦手系だろうと思って観たけど、良かった。ちょっと演出が過剰なの...
感動の作品!
面白かったのですが
映画好きの僕の歴代一位になった作品
新海監督の作品は初でしたので、話題になっていた美しい背景への興味だけで、何となく妻と見に行きました。
肩の力を抜いて見ていた僕でしたが、上映開始わずか5分ほどで、新海ワールドにどっぷりとのめり込んでいる自分がいました。
名作映画の独特のあの予感…。
とはいえ、途中までは、普通に楽しめる、ちょっとオシャレな映画という感じでした。
で、ある部分から衝撃の急展開。
と同時に何度となく、怒涛のごとく押し寄せる涙。
男が泣くことへの抵抗と周りにたくさんのお客さんがいたことで、必死に泣くことを我慢しましたが、ふと周りを見渡すと、泣いてる男性もたくさんいました。
この映画は、背景の美しさばかりが表に出ていますが、実はストーリーがとんでもないです。
よくここまで煮詰めてくれたな、と。
そしてもう一つ、この映画が他の映画と一線を画すのは、映画を見終わったあとの人生に、きっと少なからず影響を与えてくれることだと思います。
大切な人と一緒に生きていけることがいかに素晴らしいことか。
人生の視点が変わるので、色んなことに感謝できるようになります。
色んなことに感謝できるようになるので、幸福感が増えます。
きっと今後もまた何度となく見て行く映画だと思います。
こんな気持ちにさせてくれる映画は、一生に何度あるだろう。
DVDはもちろん買うつもりですが、映画館で見れる今のうちに、もう一度、妻と見に行こうと思います。
背景も声優も、そしてストーリーも非の打ち所のない、自分の中で歴代一位の作品となりました。
新海監督、本当にありがとう!
描写と音楽との調和がすごい!
話の内容、キャラが素敵 でもラストが…
初日に見させていただきました!
とても楽しみにしていた作品なので、始まる前からドキドキでした。
映画にしてはアニメの様にOPが付いていてびっくりしました 曲はRADWIMPSさんが担当していて全てとても素晴らしい曲でした
主人公の声は神木隆之介君という事で、元から彼が好きなので…とっても可愛かったです(笑)
主人公のたき君とヒロインの三葉が夢の中で入れ替わるという作品なので、三葉がたき君に入れ替わる時は神木君が喋るので女の子口調でしかも岐阜弁なので可愛かったです。三葉役の声優さんもとてもお上手でびっくりしました
話もとても面白くて、後半に入ると涙が止まりませんでした…とても感動できます。
本当に素晴らしい作品だったのですが、新海さんの作品はいつもラストが「その後のお話は、ご想像にお任せします。」という様な終わり方であまりすっきりしませんでした
私は好きではないラストですかね…ハッピーエンドでも無く、バッドエンドでも無く…それ以上それ以下でもないラストです。
そこが視聴者の考え方で変わると思うんですが、なので私は評価を☆4.5にさせていただきました。 またもう1度見に行って見ようかと思います。 1度見た時より違う所が見えたりするかもなので、リピーターもいいかもしれません(笑)
さすが新海誠!
未来を考えさせられる作品。
稀に自分の未来の思考や人生感に影響を受ける作品があると思う。
しかし、この作品にはそんなことは期待していなかった。
恋愛の切なさや無力感を自分の青春時代と重ね合わせ過去へ思いを馳せる。この監督の前作で体験したそんなものを期待していた。
入れ替わる男女、1000年に1度の彗星。ヒューマンスケールな恋愛に宇宙的なスケールアウトした設定を付加させ、恋愛の切なさをテーマに、せいぜいそんなものかなと想像して観に行った。
しかし、この作品はそんな恋愛といった主観の隙間に無数の客観的な社会性が散りばめられている。過去に思いを馳せるだけで終わらない。
歴史と創造、記憶と想像そういった要素を軸に、青春時代が終わった自分に過去に向き合い未来をどう生きていくか、これからの社会に何を体現していくのか。そんなことを問いかけてくる作品ではないかと思う。
最高です
新海誠の新境地
新海誠の新しい境地。彼を再評価せねばなるまい。
はっきり言って、俺は新海誠の作品が嫌いだ。
確かに背景は綺麗かもしれないが、それとクサいポエムくらいにしか個性が見いだせず、その2つの要素を中心にしてなんとなくの雰囲気優先で作られた同人っぽいアニメはどれも演出と設定が無駄だらけ。ちゃんと考えて真面目に作ってるのか?と疑問に感じてしまうほどに意図を汲み取れない適当な描写が多々見られる。『言の葉の庭』など観てて憤りを覚えたほどだ。結局、絵とポエムに魅せられた信者に支えられたお山の大将的な、いけ好かない監督…それが、自分の新海誠への正直な印象だった。
ところが本作は先に挙げた致命的に不愉快な要素はなりを潜め、しっかりと、普通の、まっとうな、良質なエンターテインメントとしての、アニメーション映画に仕上がっているのだ。
これまでの新海作品の比ではく宣伝広告に予算をかけているイメージがあったが、実際それに見合う作品だった。現時点での新海誠の最高傑作と断言してもいいだろう。
とはいえ、ツッコミどころは満載だ。雑な設定も沢山ある。
毎日ケータイやテレビを見てたら時間軸のズレなんてすぐ気付くだろうし、口噛み酒が都合のいいタイミングでの入れ替わりのキーファクターになるのはあまりに唐突で強引すぎやしないか。そこそこの標高の山にダッシュで登り下りするシーンがあるが、そんなカジュアルに行き来できるような場所にも見えない。ラストシーンもなんで駅から飛び出て住宅地を彷徨うのか?新海誠のいうカッコいいシーンに無理やり繋げる不条理な演出とはまさにこういうことだろう。また、それぞれ入れ替わりの順応が不自然にできていて共感できない。
そして、いつのまにか2人の間に確たる恋愛感情が出来ていたのかも唐突感があって釈然としない。“なんとなくいつのまにか特に理由もなく入れ替わりの相手と相思相愛の仲になっている”のがなんか気持ち悪い。
しかしながら、それらの矛盾点やら不自然な点を、これまでの新海作品のように、意図がまったく読み取れない手抜きのような印象ではなく、作品全体の主題を描くために発生してしまったある種の歪みとして、好意的に処理できるのだ。だいたい半分くらいは。
それくらい、演出も、細かい描写を含めたキャラクター設定や登場人物の数も、過不足がなく適度な、みていて心地のよい作品になっていた。
予告編やキービジュアルや主題歌、ないしはこれまでの新海誠作品の補正で誤解してしまいがちだが、この作品は「恋愛映画」ではないと思っている。主題は「人の縁」であり、それをファンタジックな胡蝶の夢のという切り口のシナリオで語られていて、そして新海誠の美しい美術がそういった組み合わせの世界観を最大限に活かしきっている。観た時の感じは、どことなく『クラウド・アトラス』を観た時の感覚に少し似ている。
目まぐるしく変わる入れ替わった日常シーンや徐々にあきらかになっていくミステリアスな展開は、軽妙なテンポで進んでいて退屈しない。特に冒頭、始めて入れ替わった寝起きの直後に、その次の日のシーンを挟んだ演出はとても印象的だった。
物語のテンションのピークが、実は村が滅びていたという事実の発覚であり、その後は(前述のムチャな設定が目立つこともあり)尻すぼみになってしまっているのは少し残念だったか。
キャラクター設定は、本当にいままでの新海誠の作品からすると嘘のように過不足がない。自然とシナリオの中で語られるキャラクターの立ち位置がしっかり物語を回す歯車となり噛み合っていて、不要なものがあまり見当たらない。特に田舎の民話やら神職としての行為が、まったくクドくなく、リアリティのある設定の中で混ぜ込まれていてそれが物語の主題を描く要素になっているというのが印象的だった。
東京都心と北陸のクソ田舎というふたつの世界を行き来する設定は、新海誠の素晴らしい背景美術の魅力を最大に引き出している。写実的なのに果てしなく幻想的なその生活空間を、パキッとした人工物とやわらかな自然の色合いを行ったり来たりしながら、それぞれの良さを味わえて最高だった。
まぁおっぱいは揉むよね。それがリアル。そうしないのが非現実的。
これまで新海誠を嫌っていた人も、騙されたと思って1度観てみてはいかがだどうか。
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