「本当に大好きな作品です。」君の名は。 9ktkさんの映画レビュー(感想・評価)
本当に大好きな作品です。
邦画、洋画、アニメ作品問わず映画が好きで、
ジブリ、細田守監督、新海誠監督は、
ほとんど全て鑑賞しています。
君の名は。は、
もう何度も鑑賞していますが、
アニメーション映画で一番好きな作品です。
三葉は瀧くんに会いに行ったが
分かってもらえない理由
→ 2人の間には3年のタイムラグがあるので
3年前の瀧くんはまだ中3で
三葉との入れ替わりが起きる前で
まだ三葉のことを知らない
三葉が電車での別れ際
瀧くんに髪を結っていた組紐を渡す理由
→ 三葉は純粋に瀧くんに会えて嬉しかったので
自分のこと(名前)を覚えていてほしかったから
瀧くんからすると3年前に
2人は一度会っていたということに
後で気づける重要な証になる
入れ替わりが起きて何度目かで、
朝起きて、2人が涙を流していた理由
→ 瀧くんからすると
なんとなくその日(彗星が降る日)に
三葉が亡くなってしまい
もう入れ替わりは起きないと
予感していたから
また三葉からするとちょうど
瀧くんに会いにいった次の日で、
昨日会いに行ったが分かってもらえず
しかも瀧くんは奥寺先輩とデートに
行っていたため(実際はこれも3年後だが)
もう失恋してしまったと思ったから
そしてこの日に髪も切っている
これまで宮水家の女性たちが
他人との入れ替わりを経験していた理由
→ 彗星が割れて落下した隕石から
糸守町の人たちを救うため
三葉(本人)なら父親を説得できた理由
→ 本当の親子だから分かり合えた!
というのは大前提ですが
やはり亡くなったお母さんの存在も大きいかと、
父親は母は虚言癖があったと言っていたが、
母親も入れ替わりを経験していただろうから
それは虚言でなく事実だったんだと、
三葉ならしっかり説明できるだろうし
直前に中身が瀧くんのときの三葉を
目の当たりにしている父親は納得せざるを得ない
その他、深く考察したところは多々ありますが、
書ききれないので印象に残ったところのみ
書き残しました。
映像美、音楽と映画のシンクロ率、
RADWIMPSの作る音楽の美しさは、
もちろんですが、ストーリー的にも、
腑に落ちない、不自然に思う箇所が
一つもなく、本当に細部まで
作り込まれた作品だなと思います。
酷評されてる方もたくさんいますが、
私は本当に大好きな作品です。
腑に落ちないところがある方は、
私なりにでよければ解説するので、
ご意見ください!
新海作品はすべて鑑賞していますが、
君の名は。は、
今までのものとは比較にならないほど、
細かく伏線の回収がしっかりとされており、
ストーリーの完成度が完璧です。
言の葉の庭や最新作、天気の子も
良かったですが、やはりこの作品が
私の中でダントツ1位です。
これからも新海さんの作品は、
観ていきたいと思います。