「スッゲー矛盾だらけなのに面白かった(笑)」君の名は。 大江戸800野鳥さんの映画レビュー(感想・評価)
スッゲー矛盾だらけなのに面白かった(笑)
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評判だったので、「ホントにそんなに面白いのか?」と勘ぐりつつ劇場へ行きました。
~で、結局、友人にも勧めて計8回観る始末(笑)。
本当に、細かい矛盾や不可解な点を指摘し出したらキリが無いんです、この映画。
入れ替わる仕組みもタイミングも、記憶や記録が消えていく理屈も、3年間の時間のずれに全く気がつかない2人のことも、夕方から短時間で山の登り下りを女の子が走ってできてしまうことも、監督に「どうなっているんですか?」と問い詰めたい部分はかなりあります。
でも、残念ながら「面白かった」のは事実です(笑)。
これは、新海監督が、徹底して「観客が楽しめる映画にすること」に注力した結果だと思います。
飽きずに最後まで楽しめるよう、かなり緻密に作品を仕上げたことを、後から知り納得しました。
何度でも聴けるポップミュージックのような
何度でも乗りたくなる絶叫アトラクションのような
そんな「クセになる何か」が、この作品にはたくさん詰まっているのでしょう。
唯一、欲を言えば、隕石落下後から二人が出会うまでのシーンが長く、それまでのテンションがクールダウンしてしまうこと。
2度のニアミスで三葉が生きていることも分かるので、電車越しに二人の目が合う瞬間は、個人的にはそこまで盛り上がりませんでした。
(エンディング曲もちょっとおとなしかったかなぁ)
色々書きましたが、本作で久々に劇場での作品鑑賞を満喫できたことを嬉しく思っております。
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