「時代を越えた日本の心」君の名は。 きたこさんの映画レビュー(感想・評価)
時代を越えた日本の心
監督の前作までのテイストが好きという人には別の意見もあるでしょうけど、これはこれで正当に進化した作品として楽しく見る事が出来ました。
笑いあり涙ありハラハラドキドキあり。シンゴジラといいこの年の夏は豊作でした。どちらも戦後間もない頃の映画のタイトルをなぞるという類似性は、東日本大震災からの経年とも相まって、日本人の心情が時代を越え映画を通じ共鳴している気がしました。
その音を言葉にするならどちらの映画も「傷ついた過去の精算と再生に向けた熱意」といった感じでしょうか。
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