劇場公開日 2016年8月26日

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「仕掛けと結末に感嘆。切なくも不思議な恋の物語。」君の名は。 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5仕掛けと結末に感嘆。切なくも不思議な恋の物語。

2016年9月17日
PCから投稿

悲しい

興奮

難しい

【賛否両論チェック】
賛:体が入れ替わってしまう2人が、お互いに奮闘する物語が、おかしくも切ない世界観で紡がれていく。劇中歌も印象的。
否:青春モノや恋愛モノが好きでないと、感情移入出来ずに退屈しそう。

 東京でなんとなく暮らす少年と、田舎町で都会に憧れる神社の少女。前半は、その2人が不思議な縁で入れ替わるようになり奮闘する様子が、幻想的な雰囲気を残しつつもコミカルに描かれていきます。
 そして後半は、そんな2人にまつわる“ある真実”が明らかになり、今度はお互いの未来のために奔走する姿が、非常に切なく描かれていきます。同時に、まだ直接は会ったことがないはずの2人が、不思議とお互いに惹かれ合って行く様子も、甘酸っぱさ満点です。
 そしてなんといっても、作品を彩るRADWIMPSの名曲の数々。世界観に合いすぎていて、ステキすぎます(笑)。曲目当てで観るのもありかと。話題沸騰の名作を、是非ご覧下さい。

映画コーディネーター・門倉カド