「新海誠作品の中では傑作。映画としては凡作。」君の名は。 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
新海誠作品の中では傑作。映画としては凡作。
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新海誠作品の中では、最も出来のいい作品であると思う。ただ、若い人向けで、いわゆるセカイ系ど真ん中のお話なので、スケールが大きいようでいて、男女二人だけの話なのでかなり小さい。他の人間との絡みも少ない。それでも過去作よりは、まともな作品により近くなっていて、見やすい。若い人(映画あまり見ない人)には流行りそうな作品。
恋心を抱くまでの過程はかなりはしょられていて、映画に出てくる主人公ヒロインはくっつくのが必然、といった共通認識の一点突破してるだけ。リアルな高校生は、逆にこれがリアルなのかもしれないけど。
展開は終始、二人は通じ合ってる、というご都合主義を使いすぎていて、展開や行動がさすがに無理やりすぎる。山に登りまくってますが、距離感が意味不明です。
ラストに至っては、間延びすぎ。君の名は、をハモった上でタイトルが出んだろ、と思ったけど、まさにその通り。そこまでの過程がダラダラとやりすぎ。微妙にすれ違ってるシーンは必要か?無駄。
RADWINPSも多用しすぎでくどい。曲は良いけど、何度も使うのはなぁ。前前前世はいい!
声優はかなり良かった。二人のいきがあってると思えた。男と女の時の使い分けが凄い。
ラストの時空間すれ違いの演出は、アニメ史に残してもいいと思います。
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