劇場公開日 2016年8月26日

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「考えて映画を観たい人には勧めません」君の名は。 pepperleeさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5考えて映画を観たい人には勧めません

2016年9月10日
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鑑賞方法:映画館

単純

コメントがついていたので、下段に追記を入れました。
以下より、最初の感想です。

●やたらと評判がいいので観に行ったら
絵の上手なPVを観せられた感じです。

すれ違いとか、中高生の恋愛とか
描きたいのはわかるんだけど…
腹が立つのは「それを描くために、こんな舞台要らないだろ」ってこと。

すれ違いを盛り上げるのに、
町ひとつの犠牲者を出すような話にする
必然性はどこ?
それを助けにいったはずなのに、
何でお前らは関係ないとこでいちゃついてる? で、それを解決したシーンは描かれない。せめて彼女助けるために必死になれよ。

…そして、解決するシーンを描けないんなら、無理してそんな状況の脚本にするなよって思ってしまう。最後に、君の名は、って言わせたかっただけなんでしょ? …と。

脚本も、コンテも作れる監督は、一人でこれだけできるのだから、とても才能のある人ではあると思う。
そして私は、映画で一点でもよいシーンがあれば、評価をするたちなのですが…。

こんなのが絶賛されてる状況がホントにどうなの?って思ってしまう。

●追記です。
この映画は「運命」を描くものだとのコメントがつきましたので、補足しておきます。
もし、運命を描きたいのであれば、きちんと組みひもの話を掘り下げるべきでは。
おばあちゃんは災害の件に関して「信用しなかった」ってことで、ひとことで済まされてしまうけれど、ちょっとでもその描写があるとか、なにか工夫はなかったのでしょうか。
「記憶がなくなる」だけだと、少し都合がよすぎますね。

あともうひとつ、被災者側の気持ちは、別にエンタメなので気にしないでいいと私としては思っています。そこは、これを描くのにあのプロットがいるか?ということに納得できるか、面白いかどうかで賛否が分かれるのではないかなと。
私はただ、納得できなかったので上のように書いたのです。

pepperlee
ここのーさんのコメント
2016年9月11日

絶賛の理由には「恋愛映画だと思って見に行ったら、後半の展開に驚愕した」こともあるのでは。

「すれ違いによるドタバタやそこからの恋愛」を描きたいのではなく、
監督は「運命」を描きたい、ってどっかの記事を見た記憶が。

なので、「すれ違いを盛り上げるため」に「町ひとつの犠牲者を出すような話」を入れたのではなく、
「運命」を強調するための設定されたもの。

そんなことのためにそんな設定するな、ってことならフィクションなので自由でいいと思う。

震災被害者の気持ちも考えて☆評価しろよ、ってことなら「面白いかどうか」で判断してるので仕方ない。

「すれ違いによるドタバタやそこからの恋愛」だけなら「この映画と同じ!」で叩く人続発。

考えて映画を観たい人には勧めないことには同意です。

「見た後で」考えると楽しいです。

ここのー