「映像と音楽は兎に角良い」君の名は。 竿戸さんの映画レビュー(感想・評価)
映像と音楽は兎に角良い
始まって直ぐのシーン、滑らかというよりは非人間的に、指がにゅるっと動くのに戦慄する。
ろくに情報も開示されぬまま直ぐにOPに雪崩れ込むが、ちゃんと後から、OPが普通入る様なタイミングで歌が入る。全編通して歌の存在感は強く、印象に残る。
物語のテンポは良いのだが、思考の描写がやや足りず、ついて行きにくい所もある。音楽と映像の速度に身を委ねるのが吉か。
個人的に興味深いポイントは、お父さんの前職が民俗学者というところ。人物描写が少ないキャラクターだが彼の人生のドラマを想像させる。
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