「大衆向けの作品」君の名は。 Motoharuさんの映画レビュー(感想・評価)
大衆向けの作品
序盤の流れはとても良く、「これぞ新海作品」という感じだったが、終盤はこれまでの、例えば「秒速5センチメートル」などに比べて「新海節」をかなり抑えた印象がある。ラストシーンは「秒速」の流れを踏襲するかと思いきや、題名返してハッピーエンド。「秒速」で感じた、なんとも形容しがたい切なさや虚しさは感じられなかった。大衆受けするように、これまでと比べてかなりソフトに作った感じがする。しかし、情景描写などうまく組み込んでいるし、作画は綺麗で音楽と良くマッチングしていて、そこに関しては言うことなし。
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