「「入れ替わりする男女の恋愛もの」程度の予備知識で鑑賞しました。正直...」君の名は。 こうさんの映画レビュー(感想・評価)
「入れ替わりする男女の恋愛もの」程度の予備知識で鑑賞しました。正直...
「入れ替わりする男女の恋愛もの」程度の予備知識で鑑賞しました。正直言って、私には合いませんでした。
アニメーションの利点とは、現実とはかけ離れた設定や現象を、それを観る側が受け取りやすくなる点にあると思います。「この現象は、この作品の中の設定では起こり得ることなんだ」という線引きを、より現実世界から遠ざけてくれるものだと思います。だからといってどこまでも現実離れすることなく、与えられた設定、線引きの中でいかに楽しませるかが重要になってくるのだと思います。
しかし本作は、その線引きが非常にあいまいだと感じました。本作を観る上で「入れ替わり」の要素は事前に受け止めるべき設定でしょう。作中では不意に訪れるその入れ替わりの中で試行錯誤しながら男女が互いを認識しあいます。しかし終盤ご都合的に入れ替わりが起こり、今までの試行錯誤はなんだったのか、これではなんでもありではないかと肩透かしをくらった感覚に陥りました。
上記はそのあいまいさ、ご都合主義の一例で、その他にも3年の差を認識するのが遅すぎないかという点や、なぜすぐに連絡を取り合おうとしないのかという点、ネットで地名を検索すれば済むのでは?なぜ記憶が消えるのか?書いていくと疑問が多くキリがありません。そもそも「名前」という要素が、本作にそれ程重要なファクターだとは思えませんでした。
確かに映像は綺麗でした。しかし本作を観た上で最後に残った感想は、「綺麗なPVをこれでもかと流し込まれた」というものでした。何も気にせず、綺麗な映像と音楽を楽しみたい方は観たらいいと思います。
もう最高すぎました!!!
もともと、面白そうで楽しみにしてたんですが、本当に期待をはるかに上回りました。
こんなにも映画の後に幸福感に浸る映画を見たのは初めてかもしれません…
途中、少し難しいところもありましたが、最後にはちゃんと理解でき、涙を流しざるを得ませんでした。どんなに我慢してもあふれでてきてしまいます。
見ないと本当に損だと思います!!
私もあと5回は観たいなぁ…
連続でも見れるくらいの内容です!!