劇場公開日 2016年8月26日

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「ハリウッドとは違う、絵画的リアリティ。」君の名は。 ハマオさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ハリウッドとは違う、絵画的リアリティ。

2016年8月28日
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アニメマニアじゃなくても、また大人でも充分楽しめる内容だと思います。ただ、主題歌がバーンと分かりやすく入ってくる演出はちょっと恥ずかしかった。。

背景画が素晴らしく、自然だけではなく、都会にも有機的にみずみずしく描かれているのが特徴的です。

作画がジブリで「もののけ姫」などを担当されていた作家さんだそうです。

アニメには詳しくないですが、「もののけ姫」あたりから、細田守監督作品や、本作に至るまで、背景画の作画の緻密さが増しているように感じます。

ハリウッドのディズニー・ピクサーあたりが追求している3DCGのリアルさとは違い、日本人のアニメーションの作画は、絵画的で、情緒があるリアリティを追求してきたのだと思います。

そのような意味では、本作はその高みに到達したアニメーション映画のように感じました。

ハマオ