「中途半端にイキがっている4人組男子がヤンキーの先輩から原チャリを買...」孤高の遠吠 よねさんの映画レビュー(感想・評価)
中途半端にイキがっている4人組男子がヤンキーの先輩から原チャリを買...
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中途半端にイキがっている4人組男子がヤンキーの先輩から原チャリを買うことになって喜びいさんで先輩のところに行くとそこにはとんでもない無間地獄が待っていた・・・商業映画としての文法を超越したアウトサイダー・アートとも呼べる破天荒極まりない作品。
まず確固たる主人公がおらず、次から次へと登場する凶暴なルックスの先輩達が暴れまくる様は背筋が凍るほどのリアリティ。理不尽な先輩達に散々いじり倒されたトラウマを持つ人にとっては悪夢のような映像が叩きつけられる富士宮版『マッドマックス怒りのデス・ロード』原チャリ編で、エンドクレジットに被さる主題歌がこの世で最も醜悪なポップスであるアノ歌の最も醜悪なカバーで、その底意地の悪さに椅子から転げ落ちそうになりました。もう全編悪意の塊のような猛烈に凶悪な映画なので万人にはオススメしかねますが、一度観たらその夜には先輩達が大挙して夢に出てくること間違いなしの娯楽作です。
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