「傑作の概念を遥かに越えた大傑作」グランドフィナーレ kammomenさんの映画レビュー(感想・評価)
傑作の概念を遥かに越えた大傑作
これぞ映画。これぞ映像。5点満点とか、100点満点に収まらない2016年度の屈指の大傑作だと思う。
美しく、美しく、美しく、美しい。
そして、醜く、醜く、醜く、醜い。
映像が全てを表現することが出来ることを証明する、まさに「映画の勝利」を高々と謳い上げる。
ジェーン・フォンダが、ジェーン・フォンダとして出演していることに驚く。彼女はブレンダと言う役ではなく、まるでそこにジェーン・フォンダがいるように演じる。
マラドーナもスミ・ジョーも彼らのままだ。
映像と音楽と演技と役者と編集とキャメラの全てが噛み合った奇跡的な作品だ。
こういう映画を観ると、映画を見続けて来てよかったとつくづく思う。
そうとう控えめに言って、ヴィスコンティの「家族の肖像」や「イノセント」に匹敵する作品とだけ、最後に言っておこう。
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