「もう劇場で見ようかどうか瀬戸際」X-MEN:アポカリプス うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
もう劇場で見ようかどうか瀬戸際
3D吹き替え版で鑑賞。
X-MENは大好きなシリーズで、一応全部見てはいるが、キャラクターがインフレを起こしてしまった3作目以降、ちょっとお話に着いていけない感じになっていました。
「ファースト・ジェネレーション」で、息を吹き返し、「フューチャー&パスト」もまあそこそこに楽しめるレベル。で、今作は……。
少なくとも、誰かと一緒にわいわいと見に行って、「かっけぇー!」とか、「超おもろい」という感想を叫びあうような種類の映画ではなくなっています。
もともと根底にあったミュータント(弱者)差別から生じる反撥のエネルギーも、アポカリプスという最強の神が現れたことによって対立軸がなくなってしまい、140分に収まるようなスケールのストーリーではなくなってしまったようです。
ムービーNexなどがリリースされた時に、何度も繰り返し見てようやく理解できるレベルの濃さ。ところどころに笑える仕掛けがあったりしますが、正直、見終わってちょっと疲れました。
シリーズの初心者にはまったくお勧めできない内容でした。
2016.8.22
コメントする