コンカッションのレビュー・感想・評価
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コンカッション
【ピロシの映画レビュー②②】
邦題 コンカッション
原題 CONCUSSION
⚫︎監督
ピーター・ランデズマン
⚫︎脚本
ピーター・ランデズマン
⚫︎原作
ジーン・マリー・ラスカス
『コンカッション』
⚫︎出演者
ウィル・スミス
アレック・ボールドウィン
ググ・バサ=ロー
アーリス・ハワード
⚫︎公開
2015年
⚫︎上映時間
122分
⚫︎製作国
🇺🇸アメリカ合衆国
⚫︎ジャンル
ヒューマンドラマ
⚠️⚠️⚠️ネタバレ注意⚠️⚠️⚠️
コンカッションとはあまり聞き慣れませんが脳震盪という意味なんですね。
まさにその脳震盪が本作の表向きのキーワードですが、一番訴えたかったのは『真実の隠蔽』でしょう。
アフリカはナイジェリア出身の医師が主人公の本作。
原因不明の体調不良を訴えるアメフト元選手の遺体を検視すると色々な事実が明らかに・ ・ ・。
我が国でも長年ある人権侵害問題がずっと隠蔽されていた訳ですが、悪事は洋を問わないんですね。
莫大な利益を産むなら、多少の犠牲には目を瞑る。一番の問題は当事者だけでなくて周辺の関係者まで巻き込んでしまうことでしょうか。
フットボールが国民的なスポーツになるにつけ、プレイ中のダメージが例え重大な健康問題を引き起こし、最終的には自ら命を落としていく選手がいたとしても見て見ぬふりの運営側の態度がオソロシイ。そんな姿は件の芸能事務所問題と相似形。
最終的にはファンまでもが『フットボールを女のスポーツにするのか!』と恫喝する始末です😂
でもほんまにFBIが圧力かけたるするんやろかー😅😅😅
是非ご覧下さい♥️
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実話
つい最近観た『幸せの教室』の醤油の女の子がヒロイン役で出ていた!!
コンカッション、調べると脳震とうの事のようだ。確かに何年も前だと思うけど、フットボールで頭の障害を起こすというニュースがあったと記憶する。そのニュースの裏側ではこんな火花の散るフットボール界と気付いてしまった医師との戦いがあったのか!日本の相撲だって確かに寿命の縮まるようなスポーツだし、ボクシングや果てはフィギュアスケートのクルクル回る回転だって脳には悪いだろう。でも犠牲者がいて検死で分かった以上、予防や対策、さもなくばルール変更だってすべきだろう。たった一度の人生、健康に過ごすことは重要だから。
タイトルなし
アメリカの国技NFLに挑む異国の地からやってきた医師の実話。上司は罪に問われ、自分も仕事も住む土地も追われ、子供は流産迄してしまう、NFLが国に手を回したのではと思える位、追い込まれながらも、調べた結果は正しかったと一定程度証明できたことは素晴らしい。奥さんの支えが素晴らしい。こんな話あったのかという話。思ったより良かった。
NFLだけでなく格闘技含むコンタクト競技のファンはこの映画を見る責任がある
コンカッション(Concussion)。意味は振盪(しんとう、激しく揺れ動くこと。激しく振り動かすこと。)
物語の構成はキリスト教の聖書をなぞっており非常にオーソドックスな流れだと思う。
主人公はアメリカの外から来た人間(ナイジェリア人)。その主人公が人類の罪を背負い、一度死んで復活して神になる話。
ここで、
「人類の罪」は人々に希望と感動を与え、莫大な経済効果をもたらすNFLという産業が持つ負の側面(脳震盪による引退後の脳機能障害)。その負の側面を認識、公表しないこと。
「背負う」は公表すること。
「一度死ぬ」は社会的抹殺。
「復活」は主人公の功績が認められる。
「神」はアメリカ人になること。
と置き換えられて描かれている。
それよりも私に刺さったのはこの映画で告発している現役時代の脳震盪に起因するNFL引退選手の脳機能障害の問題だった。
私は格闘技、特にボクシングを好んで観戦している。この映画の中で問題を告発しようとする主人公に対しNFL側の人間が「NFLが人々に与える感動を知っているのか?」という言葉、まさに自分がボクシングから享受している感動そのままに重なって響いた。
日々厳しい練習に耐え、試合では痛み、恐怖に打ち勝ち勝利に向かって全力で立ち向かう選手の姿。そこには心を揺さぶる感動がある。
でも、それは自分が享受していない痛みであり恐怖である。
ファンはそれを選手を通して感じる。肉体的には何ら自身にダメージを受けないまま。
選手は日々厳しい研鑽を積み、ハードなダメージを追ってボロボロになって引退する。そしてそのダメージは後年、脳を蝕み心を壊してしまう。
人々を感動させてきた人間に対する最後としてはあまりにも酷い。
先日、NHKの番組で未だ現役を続けている元ボクシング世界王者の辰吉丈一郎選手を特集していた。明らかに呂律が回っておらず言葉もどもっていた。パンチドランカーの症状。
コンタクト競技のこうした負の側面に対する解決は出来ない。
なぜなら肉体的なダメージこそ人々がコンタクト競技で感動するポイントだから。
だから「知る」必要がある。自分たちの感動の代償として選手がどのようになってしまうか。その意味でこの映画は見なければいけない。コンタクト競技のファンにはその責任がある。
ラストに行くほどつまらなくなる
TSUTAYAでウィル・スミス/リドリー・スコットって名前を大きく掲げて、問題の実話を映画化って表示しているから楽しみに視聴。
アフリカ国籍の検死官がアメフト選手の奇病を発表。
アメフト協会と一人の医師との対立を描いた作品。
作品自体そんなに面白くない。
リドリー・スコット氏は監督としてではなく製作に携わったのも後で判明。
TSUTAYAに騙されました。
巨大組織にメスを入れる困難さ
知性と行動力を携えた身ひとつで、大きな組織に立ち向かっていく映画には、いつも勇気を貰う。それと同時に、権力を得た巨大組織の非人道性に落胆したくもなるのだが。
一介の解剖医(しかもアフリカ人)が発表した論文が、アメリカで絶大な人気を集めるフットボールのプロリーグ団体NFLの闇を暴くようなものであった、ということから、組織的に追い込まれながらも、医師という肩書を取り除いても最も大事な「命」を優先し、アメリカ社会の不条理に立ち向かう様が描かれるこの映画。とは言え、主人公は決してヒーローというわけではなく、愚直なだけで不器用な異国人、というところも良い。一人の普通の男が、何かを成し遂げる、というところにロマンを感じるし、これをまた日本の身近な物事と重ねたりなどしながら、考えさせられる部分も多かった。日本だって、利権を得た巨大組織が、自分らに都合の悪いことを隠蔽し、それを暴こうとするものを制裁するような体質があるし、一部それらが露見し始めているところでもある。ましてこの映画の場合、その対象が国民の愛する健全であるはずの「スポーツ」という世界に起きたため、なおさら逆風も強い。それでも命の大切さを尊重し続けた主人公の強さにやはり感動があり、また医療サスペンスのような緊張感もあって、最後まで息をのみながら見入ってしまった。
正直、ここ数年のウィル・スミスの仕事には興味が失せているところがあり、バカ息子のことやホワイト・オスカー批判含めて、スミスの空回りを感じずにいられなかったのであるが、こうして作品を見てみると、やはりいい芝居をするいい役者だと思い直す。この作品を見ても、役柄に温かみや人間味を盛り込みながら、伝えたい芯の強さのようなものを見事に表現していて、なんだかんだ言って、やっぱりウィル・スミスのことも、彼の出演作も好きだと気づかされる一本になった。
模範的アメリカ人
いい作品でした。出演者もビッグなのに、なぜか上映している劇場が少ない。角川シネマは椅子が大きくて好きな映画館。
コンカッションとは脳震盪の意味です。
ナイジェリア人のオマル医師(Dr.オマルと電話相手に言い直させるシーンが多い)が米国最大のタブーであるNFLの闇を告発します。
外国人(ナイジェリア人医師)だからこそ言えることは、
米国人にとって外国人には言われたく無いことなんだろなと感じた。
NFL側の医師が叫んでいた
「フットボール は 数十万の雇用を作り、米国でもっとも人気があり、『ガッデム ファンタスティック( くそおもしろい)。』
アメリカの母親の中で一割がフットボールが危険だと感じたら、フットボールは終わりだ。」
アメリカ文化の象徴がアメリカンフットボールです。
NFLは結構えぐい。FBIを使って邪魔してきます。
オマルは家族、家、仕事を奪われ、街を追われます。
関わったこと、被害者の検査をしたことに後悔します。
舞台はピッツバーグ
同僚がいう「失業者があふれる街で、希望を与えた。」パイレーツ往年の名選手の死因を調べることから物語は始まります。すると 同じような事件が、不審に思ったオマルが調べだすとコンカッション(脳震盪)が原因に。
オマルは事実をつかみます。
脳は頭蓋骨の中の液体に浮いているだけ。
神は人がフットボールを、するようには作らなかった
関係者に「真実( トゥルース)を話せ」と迫ります。
当初アフリカへ帰れと言われた主人が、最後はアメリカ人に「あなたは模範的なアメリカ人だ」と言われます。
アメリカのすごいとことは、勇気を持って告発することは、その行為自体がアメリカ人の模範でありそこに国籍は関係ないということなんでしょう。かっこいい。
なんとも言えないラストは好きです。あの感じ。
大きな組織を告発するのは、アメリカっぽい。最後のウィル・スミスの演説も。
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