コンカッションのレビュー・感想・評価
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人気スポーツの真実を追求
実在の医師ベネット・オマルを演じたのはウィル・スミス。最近演技にも知性と円熟味が増してきました。変死解剖の折に元NFL選手の脳の異常を発見。アメフトと脳の病気の関連性を論文で発表したが、NFL側はこれを否定。
アメリカで一番人気を誇るプロスポーツNFL。熱狂するファンは数知れず。庶民の楽しみを奪うこととその経済効果を盾にしたNFLと真実を追い求める医師との戦いを描く。
引退したNFL選手の実に28%が認知症含む脳の病気に罹っていることに衝撃を受けた。
アメリカ本国ではさほどヒットしなかったそうですが、ノンフィクション作品が好きな方には観てほしい社会派ドラマです。
【アメリカンフットボールの華やかな世界の陰にメスを入れた、骨太な社会派映画】
28%
小池百合子都知事は絶対に見るべし
今回は予備知識0で試写に挑んだ。気が狂ったホームレスが自殺する。検死官は死因を特定できず苦悶する。敬虔(けいけん)なクリスチャンである彼は死体に声をかけ真実を話してくれと語りかける。ウィル・スミス主演映画を見るのは久しぶりで途中まで気づかず、その変貌ぶりに唖然とした。別に特殊メイクで役作りをしたわけではなく、年月が彼を自然と老けさせただけです。若い頃では表現できない貫禄と知性みたいなものが滲み出て、まるでデンゼル・ワシントン状態であった。本作は実話ではあるが医学ミステリーとして見ても楽しめる一本に仕上がっている。ちなみに映画タイトル『CONCUSSION』とは脳震盪(のうしんとう)の意味で頷けた。巨大な権力にたった一人で挑む姿が小池百合子都知事と重なり、都民として感慨深い実話作品でした。分野は違えど、「豊洲問題」「五輪建設費問題」等、まさにグッドタイミングでの公開です。見て損なし!
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